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真面目な梅干し担当の行方

私の相方は、激務だ。
毎日4時半に起き、5時半に家を出て、
終電で帰宅し、そこから家でも小一時間仕事をする。

兎に角めちゃくちゃ働く。
心配になるくらい働くのだ。

そんな相方と、先日「ちょっと良い回転寿司屋さん」に行った。(うれしい🍣)

お寿司を食しながら仕事の話になり。
仕事無理しすぎないよーと言う私に、
「でも世の中にあるどんなお仕事も、漏れなく大変だと思うんだよねえ〜」と、しみじみ言う相方。

(果たしてほんまにそうやろか?)
と思う私は、次のような質問をしてみた。

「じゃあさ、もしお弁当工場で、ベルトコンベアーで流れてくるお弁当の白ご飯の上に、梅干し乗っけるのみの仕事、9~18時でやってって言われたら大変やって感じると思う?」

5秒ほど考えこむ相方。

「ん〜。でもそしたら自分の場合、『梅干しの乗っけ方のマニュアル作ってもらえる?』みたいな感じで、他の仕事もお願いされる気がするんだよね‪(笑)」

あ、そっか。なるほど。
妙に納得する私。

この人は、めっちゃ真面目なんやった。
尚且つ人当たりも良くて優しい。

そんな人だから、「梅干しだけじゃなくお漬物も載せてくれる?」的な感じで、どんどこ仕事が増えるのは、私的にすごく腑に落ちた。

実際現職でも、今の喩えでいうところの「担当の梅干し」だけでなく、「卵焼きも入れてくれる?てかツナマヨのおにぎりも握れたりしやん?」のような、「元々は担当外だった仕事」もめちゃくちゃ引き受けている。(笑)
(いや笑えやん)

真面目で人当たりが良く、きちんと仕事ができる人は、どんどん「これもお願い」が増える傾向はあるかもなあ〜と、ものすごく初歩的かつ単純な事だけど、思いました。

勿論働きすぎは良くないし、引き受けすぎることで「元来お漬物担当だった人の仕事」を奪ってしまっていることもあるだろうし、問題は多々あるやろけど。

私もにこにこまじめに仕事しよ〜っと。
なーんて思ったのでした🍙

今日はこれでおしまい。

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