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アルファフライ、走ってみました!

ナイキの3足はき比べレポート

ついに私も時流に乗って厚底シューズをゲットしました。
ナイキのアルファフライです!
6月2日の販売開始5分前には、正座してスタンバイ。
Twitterをみたくなっても我慢して、握りしめたスマホの画面から目をそらさず見つめること5分。
販売画面に切り替わった瞬間にクリックして、なんとかミッションコンプリート!
6月8日の到着予定でしたが、5日に届きました。

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そこで、ナイキシスターズ3足履き比べを実施しました。
ずっと薄底大好きだったので、ヴェイパーシリーズは持っていません。
3足はこのラインナップです。
 ペガサス36
 ペガサスターボ2
 アルファフライ

それぞれを履いて、2.14kmを走る。
レストはシューズの履き替えのため7分。
ペースはLTペースを目安に最初はゆっくり入る。
私のLTペースは、4’17です。
※1月のハーフマラソン1時間32分からアプリで計算しました。

●タイム
最初の500mでペースを見るためラップをとっていますが、あまり意味はなく、その後も一切時計を見ずに走りました。
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ペガサス36 9’10”6 @4’17”29
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ペガサスターボ2 8’49”0 @4’07”20
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アルファフライ 8’29”2 @3'57"94
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自分としては、同じ感覚で走っていたつもりでしたが、シューズを替えるごとに1kmあたり10秒ずつ短縮。調子が上がり、どんどん速くなりました。

LTペースをイメージしたので、それほどがっついて飛び出していません。
このタイム差がそのままシューズの性能差というわけではありませんが、アルファフライは明らかに速かったです。

記録短縮は、厚底シューズのおかげではなく選手の努力である、とおっしゃる方が多いのですが、私が次のレースでPBを出したら100%、シューズの力です、と答えそう。
どう考えても、これまでのシューズとは別物でした。

●ペガサス36、ペガサスターボ2
ペガサスはやはりジョグに最適なシューズですね。走りにくくはないですが、それほど弾みませんし、スピードを要求されません。
ただししっかり踏み込んで走れるシューズで、それが私の感じるナイキらしさです。

ペガサスターボ2は、初代よりも軽量化して高速化した感じ。アッパーもスリムになりました。初代はかかと部分がものすごくふんわりとして気持ち良かったのですが、2はすっきりしていて、アルファフライに近いです。

実は、このペガサスターボ 2は、アルファフライを買ってから追加購入しました。旧色が9999円(税込)になっていたのです。
私は、ヴェイパーに慣れていませんから、いきなりアルファフライをはきこなすのは厳しそう。日常的にペガサスターボ2を履いて、本番でアルファフライ、みたいな流れにしようと思っています。
接地時間は、ペガサス36→ペガサスターボ→アルファフライと短くなる感じでした。

●ピッチと心拍数
ピッチは3本ともほとんど変わっていない(ピンク線)ので、シューズを替えるたびにストライドが伸びたということでしょうか。
心拍数(赤線)は、少しずつ上がっていますが、体感的には1本目からずっとそこそこきつかったです。

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●アルファフライの感想
接地した瞬間にボワンと跳ね返って重心が前に行くので、めっちゃラクにスピードが上がります。
大迫選手、一山選手はフルマラソンでこのシューズを履いていましたが、よくスピードをコントロールできたな、と思いました。
ウカウカしていると自然とペースが上がってしまいます。

ヴェイパーネクストは一度だけ、日比谷のラフィネでレンタルして皇居を2周走っただけなのですが、ヴェイパーより明らかに反発力がありました。

ヴェイパーは接地のタイミングをチューニングする感覚がありましたが、アルファはそんなことは考えなくても大丈夫。ですが、反発力が半端ないので、慣れないとビビると思います。なんじゃこれ?と。

後半キツくなってきても、重心がいつもより高くなっていて、シューズがからだを前に運んでくれます。
この感覚は、走り終えて、再びペガサスに履き替えてからも残っていて、ダウンジョグの時も重心の移動がスムーズでした。

「赤い靴」がごとく、ランナーがペースを落とすことを許さない。一定のリズムを作ってくれるので、そのままで行け!落とすな!と尻を叩かれて走っている気分でした。

初回の走りやすさ、楽しさでいうとヴェイパーかもしれません。実を言うとヴェイパーでよかったかも、とちょっと思っています。
アルファはサイボーグ感が半端ないです。
のび太くんに「運動会で一番になりたい」と泣きつかれたドラえもんがポケットから出したのがこのシューズ、という感じ。

●サイズ感
今回、サイズ選びに失敗しました。
私は通常22.5cmですが、23.0cmを購入したんです。
というのも、ヴェイパーは23.0cmからしかなくて、ラフィネでもこのサイズを履きました。それでぴったりだったので、今回も23.0を選択したのですが、走ってみるとちょっと緩かったです。
室内で試し履きしたときは違和感なかったのですが、走っているとシューズの中で足が前のめりになりますから、ややかかとがゆるい。
ただ、店頭ではいたとしても23.0を選んだと思います。アッパーはぴったりで、脱ぎ履きするのにかなり窮屈な造りです。
それとジョグくらいなら、全く違和感はありません。だから23.0でいいと判断したでしょう。ただ、次、またアルファフライを買うなら22.5にすると思います。

ちなみに私のサイズは以下です。

ペガサス36 22.5cm
ペガサスターボ2 23.0cm→22.5cmでよかったと反省
ミズノ ウェーブライダー 22.5cm
アシックス ロードホークff2 22.5cm
アシックス ライトレーサー 23.0cm
ニューバランス HANZO C 23.0cm(B)
ブルックス ゴースト12 22.5cm
ホカオネオネ リンコン 22.0cm

今回、流しもせずにいきなり走ってみましたが「慣れ」が必要というほどの困難さは感じませんでした。
私は中距離ランナーで、わりと跳ねる走りだから合いやすいのかもしれません。

●まとめ
・私の場合、これで走ると確実にタイムは短縮されそうです。
・ランのリズムを作りやすく、重心の移動がスムーズになります。
・後半バテてもリズムで押せます。
・一方、ハーフやマラソンでは、スピードの出し過ぎに注意したほうがいいかもしれません。
・2kmくらいだとシューズによる疲労感は足に残っていません。
・なんとなく「走らされている」感があります。サイボーグになったみたいな感じですね。

以上、アルファフライレポートでした。


ところで、3年前の初レース。

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肩を出すのが恥ずかしく、ランパンもサッカー選手みたいに大きめ。靴下はグンゼ。ど素人感満載で、シューズは、なんとひも靴じゃなかった😅
スケッチャーズのGOWALK2というウォーキングシューズがめちゃくちゃ走りやすいと思っていて、ジョグもスピード練も、競技場での800mのレースも、これを履いて走っていました。
いろんな人に「この靴、めっちゃ走りやすいですよ!」と勧めましたが、誰も買いませんでした。
当時、友人は私をみて「おまえは円谷幸吉か!」と突っ込んだとか。
別の友人は「この人、貧乏なの?」と思ったらしいです。

そんな私がアルファフライを履くように。
円谷幸吉から、キプチョゲへ3年かけて進化しました。
走力もそうであって欲しいです。

※写真のお隣は、知る人ぞ知る神戸ユニバのマラソンで優勝した深尾真美さんです!

ちなみにウェアもここまで進化しています。

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ヘソまで出すようになりました😆


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