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第2回THE NEW COOL NOTER賞~1/25講評その2(一奥分)

第2回THE NEW COOL NOTER賞へご参加いただいている皆様。
本日までに応募された作品のうち、maiktsuでBlog副代理さんの応募記事について、一奥より講評させていただいた作品について、掲載させていただきます。

男子校出身の一奥としては、なかなか興味深い記事として読ませていただきました。
特に、

ある私立の超進学校の教諭が、

早熟な女子に心を潰されないように男子中高校は良いとかなんとおっしゃっていましたね。

ここなどは、考えさせられるものがありました。
あの年代にあって、共学が良いのか、あるいは男女別学が良いのかという議論もあります。ある種の男女差別――などという論調もありますが、こんな記事を読んだのを思い出しました。

この中で、御三家の開成学園の校長がこのようなことを述べております。

一方で、男子校では、女子校同様、日常空間に同世代の異性の目がないことによって、「男らしさ」「女らしさ」という二項対立的な考えにとらわれることなく、「自分らしさ」を探すことができるという可能性も、比較的にあるかもしれません。

maiktsuさんの記事を読んで改めて思ったのは、共学では、どうしても異性の目による「評価」に日々さらされる側面が発生するのではないかと思われます。
それがプラスに働く場合もあるでしょう。
しかし、男子の評価において女子のカースト内の世論が影響し、その逆もまた然りであれば――ある種の美人投票的な残酷さに、壊されてしまう面もあるのかもしれません。

つまり、異性の目を気にしないで、自分を探求したり表現したりすることが必要なタイプの、そういう少年少女があることでしょう。

それを、早熟な意味での「イケてる」「イケてない」という世評の中に叩き込まれてしまうことの怖さを、maiktsuさんは、

たしかに、とくに公立中だと潰されそうなタイプは東大などには多いかも。

と指摘されています。

最終的には、社会に出ていくわけですから、同性のみならず異性とも関わって生きていくわけで、ずっと女子校または男子校というわけにもいかないでしょう。
しかし、自分自身の軸やアイデンティティを固める年代において、共学的なものが向いている人と、別学でしっかりと培養しておくべき人がわかれていることはたしかにあるのではないかと、そんなことを思いました。

いろいろ面白く考えさせられる記事です。
maiktsuさん、このたびはいくつもの応募、まことにありがとうございました。

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第2回THE NEW COOL NOTER賞の応募期間は終了しました。
みなさま、たくさんの応募、ほんとうにありがとうございました。

引き続き、応募作品への講評と、授賞に向けた審査をお楽しみください。

よろしくお願いいたします。

*なお講評は分担制にしているため、必ずしも応募順に講評結果が発表されるわけではございません。よろしくお願いいたします。


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