【夏色花梨】アシタノヒカリ(2024 Remix)【Synthesizer V Original】

2009年にVocaloid Magpoid (GUMI)のために作ったオリジナル曲「アシタノヒカリ」のアレンジを一新し、Synthesizer V AI 夏色花梨 (ver.110)をフィーチュアした、リミックス・バージョンとなります。

実は2023年9月にも夏色花梨によるリメイク版を公開していますが、その際、アレンジ面で歌のメロディとバッキングのコードとの不調和を解消するためにメロディを一部変更しており、厳密には同じ曲とは言えないため、タイトルを「シン・アシタノヒカリ」としました。

そもそも2009年のオリジナル・バージョンはアレンジ面でいろいろなアイディアを突っ込みすぎて破綻しているので、今となってはわざわざ聴いていただく価値はないのですが、削除もせずにたびたび言及しているのは、2015年にリリースされた同名異曲(アニメ「ワールドトリガー」1st SeasonのOP曲)のタイトルを真似たわけではない(むしろ、こっちが先)ということを時系列に示すため、というのが主な理由だったりします。

さて、今回の2024 Remix Editionに話を戻しましょう。

今回はまず、オリジナル準拠の歌メロに戻したうえで、ディスコードにならないようサビのコードを一部変えました。その結果、ストリングスのアレンジもだいぶ変わって、ちょっと「プラチナ」っぽくなったかもしれません。

元々は鍵盤楽器が入っておらず、ギターロック+ストリングスという感じだったのですが、今回はApple Logic ProのSession Playerの助けを借りて、ほぼ全編でアコースティック・ピアノがフィーチュアされています。
ピアノが弾けなくても、ノートをいちいち打ち込まなくても、専用プラグインや音源を用意しなくても、ここまでリアルな演奏が可能です。
また、ドラム・パートも今回はSession Drummerで全部仕上げたので、MIDIデータでの編集は一切していません。

さすがにベースパートは、Session Bassistが提案してくれるものよりも、自分で考えたフレーズの方が良かったので、今回はAIの出番はありませんでした。結構動き回るベースラインなので、自分でもやりすぎでは?と思うところもあったのですが、この曲においては、ベースラインが歌メロの次ぐらいに曲を左右する重要な要素だったっぽいです。

あと、昨年の「シン・アシタノヒカリ」よりもキーを半音上げています。
実は2009年のニコ動初出時にも、GUMIの声で悩んでキーを半音上げたバージョンを後で作り直した、という経緯があったのですが、今回も実はリミックス版制作中に気が変わってキーを半音上げました。
結局今回も同じことを繰り返す羽目になりましたが、夏色花梨さんの声にはこちらの方が合っていると思います。

なお、動画内で使用した夏色花梨イラスト素材は、TOKYO6 ENTERTAINMENTの依頼により架糸(@k4itoh)さんが制作したものです。

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kermit / coolguitar
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