見出し画像

せんそうとうを食べます!【中華を喰らう】


はじめに


みなさんこんにちは!
漢字って商品の見た目や味をパッケージだけで知らせるのに重要な役目を果たしていますよね。
でも本場中国の漢字だけの商品は本格的過ぎて逆に読めないだらけで不安になったりします。
そんな読めない中国の商品を分からないながらに今まで培ってきた漢字の知識と雰囲気で予想しながら食べて楽しんでみようというのが
この【中華を喰らう】シリーズの主旨となります。
この記事では東京の蒲田にある中華物産店で缶入りゼリーを買ってきたのでご紹介したいと思います。

購入品

 今回購入したのは「仙草凍」です。
中国語ではなんと発音するかはわかりませんが、仙草という単語自体は台湾料理屋さんで見かけたことがあった上、「仙草ゼリー」という名のデザートとして出てきたことがあったので実の所缶入りのこちらの商品はある程度予想ができていた代物でもあります。
多分ゼリーは中国語で「凍」が対応する言葉なんじゃないかと思っています。
蒲田で購入したお店は全体的にお値段お安めな品揃えと思って購入したのですが、確か金額は200円しなかった感じ、ただ他のエリアで見かけた時は300円近い値札が付いていたのも見かけたので大体200円から300円程度の値差がある商品です。
似た商品に「亀ゼリー」なるものがありますが、そもそも成分が違うみたいなので別商品なのとそちらの方がお値段が高いので見分けは直ぐつきそうです。

日本語シールあり


感想

 さて先ずは外観から、こちらの商品も漢字だらけなのですが嬉しい事に日本語のシールが貼ってあります。
原材料は仙草と砂糖とでん粉とシンプル、でん粉は固める用かしら?
蓋を開けるとプルタブが付いている開けやすい仕様で、蓋はなんで付いているのかと購入時は不思議に思ったのですが、なんと蓋の裏にスプーンが付いているんです。
つまり開けたらスプーンを用意しなくてもすぐ食べられますって寸法ね、中国の方もデザート感覚で食べているのかしら?
とパカッと開けると真っ黒なゼリーがぷるんぷるん、とりあえず全体を見てみようと頑張って振ったら千切れず全部出てきました。
円柱のゼリーはかなり柔らかめちょっと水分もあるのでお皿に盛ったらすごい滑るよ!
アワアワしながら席まで持っていったらちょっと多いのでここで半分にカット、今回は半分食べてみます。

内容量255gスプーン付


上述したように以前お店で食べたことあるので風味はある程度予想済、先ずは一口頂きま~す。
冷やして置いたおかげか清涼感ある喉ごしに砂糖の甘み、ちょっと砂糖が少なめなので普段から甘いゼリーを食べ慣れている方には物足りない甘さ。
その甘さが過ぎると一気に仙草の香りが鼻から抜け、目を閉じると病院とか薬局に居る感じがする不思議な香り。
食べ終わりに苦みがほどんど抜けた珈琲ゼリーを食べた感じがして、食べている段階で何回も色々なイメージが流れていくのがなんだか楽しいですが、漢方系の香りが苦手な方は口に運んで飲み込むあたりで香りで無理ってなるかも。
そして最後に残るのが砂糖のオブラートが抜けた後の苦みで、強い苦みではないけれども良薬口に苦しってこれの事いうのねという感じのじんわりくる強さ、子供が風邪薬飲んで苦~いという程の鋭敏な苦さではないのですが大人でも好んで食べたくないと思う人もいるだろうな~って感じ。
この苦い余韻は昔食べた事のある「BlackBlack」という目覚まし系の苦いガムの味がしなくなってただ苦いだけの最後をくちゃくちゃ食べている時と同じなのを思い出しました。
でもでも私は漢方が混じったデザートと知った上で食べていた事も有ってあまり抵抗なく食べる事ができました。

香りと苦みで好みが分かれる


ちょっとネガティブなワードが続いているので仙草の効能についてもちょっと調べてみました。
仙草はそもそも解熱や口渇に作用するらしいので夏場に食べるのがお勧めらしく、漢方らしく少量を日々摂り続けることで万能薬の様に様々な効果があるのだとか。
食べにくい方はシロップ掛けるとよいとかいうけどゼリーは全般的に相当砂糖入っているからいくら仙草凍が体に良くても余計にかけたら糖分摂りすぎになりそう、お好みですけどね。
ということでお店でいただいた仙草ゼリーと同様の味わいで漢方の香りも苦みも全然気にならない私にはおいしいデザートとしていただくことができました、ごちそうさまでした~。

おわりに

中華系のお店に行かないと食べられないものと思っていたゼリーが店頭で気軽に手に取る事ができる体験ができました。
デザートまで苦いのかよ、と毛嫌いする方もいらっしゃる方もいるかと思いますが、体調を第一に考えている方ならばこの苦さも健康の為と思えば食後にちょっと食べるのも良いかと思います。
中華物産店だけでなく輸入食品を販売しているチェーン店ならば目にする機会があるかと思いますので、興味ある方一度召し上がってみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました🐾


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?