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【新潟】わっぱ飯@田舎家


はじめに

 みなさんこんにちは!
わっぱ飯、と聞くとどこの地域を思い浮かべますか?
有名な地域としては新潟県と福島県だそうです。
わっぱ飯自体を知らなかった私は新潟に出向く際、ご当地フードを食べようと画策していたので有名な料理を調べた結果候補に挙がったのがわっぱ飯だったんです。
この記事では新潟で出会ったわっぱ飯をランチでいただいた当時の感想を記していきたいと思います。

お店の場所

 今回伺ったのは「田舎家」さんです。
所在地は新潟市の古町エリアにあり、JRの駅前ではなく繁華街の中心地側なので徒歩ではかなり遠い場所にあります。
バス利用なら古町行きで凡そ7分ほどで最寄りのバス停まで向かう事ができ、バス停から北側に歩いて古町通りを進むとあります。
道路で区画を分けていて鄙びた商店街やぎらついた歓楽街が入り混じっているのが特徴的なエリアで、周辺は飲食店も多いですが多少夜のお店も多いようで歩く時間によっては印象がかなり変わります。

外観・内観・お料理

 店舗は和風な外装でショーウィンドウにはメニューのサンプルが置いてあるわけではなく壺と不思議な絵画が掛けられており、料理らしいものは取り上げられた新聞と雑誌の切り抜きで案内されています。
アーケードに吊り下げられた看板には店名とわっぱ飯のデザインが目印になっているのでわかりやすいかも。
開店と合わせお店に入るとささっとカウンターに通してくださいます。
割烹店に来たかのような厨房を目の当たりにできるカウンターの他には広い大座敷を構えてあり、間取りから永らく営業していることを知らしめていますね。
さて早速ランチタイムだったのでお手頃な鮭のわっぱ飯を注文し暫し待つ間にわっぱ飯のおさらい。
わっぱ飯というのは杉の木で作った木桶に淡い出汁を入れて炊いたご飯を入れているもの全般の事を言うそうです。
新潟らしく主に海鮮系の素材を入れることが多く、鮭や蟹などの甲殻類、イクラなども入れるようです。
わっぱに入れる事で持ち運びが便利というだけでなく材質的にご飯がふっくらと保温できるのだとか。
これをこちらの店主が考案し名物になったようなので、当店が元祖という事になりますね。
と元祖な味わいを期待していたらやってきました!

わっぱ飯のセット

淡い鮭の色味と緑の菜っ葉と青のりが映え、湯気からだしの香りがほのかに立ち上る食べる前から美味しそうなのが分かるお料理です。
さっと鮭を解しご飯と和えて頂くとほんのりの塩加減とだしを吸ったご飯のハーモニーがとてもやさしく美味しいです。
付け合わせにお漬物と貝のお味噌汁もついてきて、塩気がシャープに感じられご飯の柔らかな味わいと良く合いますね。
ランチタイムに頂けるわっぱ飯単品はこの鮭の他蟹、鶏、海老と鮭といくら入りがありまして、塩味のパンチを効かせるなら一番人気のいくら入りを注文するとよいかも。
実は新潟に降り立った際にモーニングで食べた喫茶店であたってしまい悶絶しながらの道程だった為生ものを控えた結果だったのですが、いくら入り食べたかったな~。
と香りも味わいつつ完食、セットで付いていた食後の珈琲も頂戴し込み合う前に退店したのでした。
初めてのわっぱ飯でしたがお腹に優しいご飯で大変満足でしたね、ごちそうさまでした~。

おわりに

 初めての新潟旅行で初のご当地フードを頂くにあたり元祖に辿り着けて素敵な巡り会わせとなりました。
カウンターで感じた厳かな割烹店の雰囲気はやはり本物で、日本海の台所として本格的なお料理が全日頂けるようなのでランチでさっと食べるだけでは計り知れないものを感じました。
コースを選べばわっぱ飯以外の新潟ご当地フード栃尾揚げやのっぺい汁なども含まれるようなので、大人数で来店すれば色々なわっぱ飯を注文してシェアしつつ新潟の味に舌鼓を打てると思います。
南北に延びる古町エリアで散策するとまるっと一日楽しめますから、その行程にわっぱ飯を入れて楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました🐾


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