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【熊谷】フライ@石井食堂


はじめに

 みなさんこんにちは!
埼玉県にあるカタカナのローカルフードって何を思い浮かべますか?
おからを揚げた行田市のゼリーフライとか有名ですよね。
その土地でしか食されない、認知度がほぼ無いなど地域性のあるお料理ってとっても魅力的だと思うんです。
そんな私、以前熊谷市に伺った際にカタカナのローカルフードを見つけちゃったんです。
この記事では2022年に巡り合った熊谷ご当地の料理「フライ」をご紹介したいと思います。

お店の場所

 今回伺ったのは「石井食堂」さんです。
所在地はJR、秩父鉄道の熊谷駅から徒歩約8分ほどの所にあり、方角としては東口を出て東北東方面へ向かう感じです。
近くにバスは走っておらずバス停も最寄が駅から一つ隣なので徒歩で「星川通り」をめざしましょう。

石井食堂外観

外観・内観・お料理

 お店の前まで来ると半分シャッターが下りている営業しているか不安になる佇まい、暖簾を潜るとドアは開き入店可能。
ガラッと開けるとお年を召した女性が応対してくださいます。
来店したのは記録的な猛暑の夏場、予想最高気温が熊谷41℃とされるこの日は店内でうなりを上げる扇風機が必死に部屋を冷ましていました。
店主さんもご高齢か私の来店があと少し遅ければ暑すぎてお店に立っていられないと閉める予定だったそうな、危ない危ない。
と熊谷の暑さを痛感しながらもフライを頂きに来ましたと告げると早速厨房へ立ち調理に取り掛かられました。
暫し作っている様子を眺めながらも店内観察、古くから営業されている感じの建物は昭和時代から地域を見守ってきたのであろう雰囲気で、石井食堂さんを背景に取材された各メディアの方々の写真がたくさん貼られています。

店内模様:来店時テイクアウトのみ対応

と情報過多な内装を眺めていたらフライが完成、お支払いして退店の運び、私が来なければゆっくりお休みできたのね…ごめんなさいの気持ちもありつつお店を出て出来立てのフライを頂くことに。

フライ断面図

お好み焼きの様な作り方をされていたのでソースが掛かっているのかと思いきや生地自体かなり茶色いです。
ソースの香はしていたので持ち帰り中に吸ったようにも見えましたがトレーがきれいなままだったので多分生地に混ぜて焼いている感じでした。
中身は刻み葱と少量の豚肉が入っており切った感じかなりモチモチ、お好み焼きよりも分厚いクレープに近いような弾力を感じました。
頂いてみると弾力は口の中でも変わらずもっちり感が豊かでとても食べ応えがあります。
ソース分もしっかり含まれているので塩気と葱の香りがとてもよく、お食事というよりもおやつに食べたい小腹を満たすに丁度良いボリューム感でした。
お腹空いた~で食事目的の方でラーメンにライスやチャーハン頼む大喰らいの方には一緒に焼きそば追加した方がいい感じですね。
風情ある店内で食べたら絵になっただろうな~と思いながらも現役でフライの伝統を守ってらっしゃる方に敬意を示しつつ完食しました、ごちそうさまでした~。

おわりに

 初めて熊谷に降り立ちローカルフードを求め来店してみましたが、聞きなれない粉もの文化に触れる事ができて新たな発見ができました。
東京下町なら当たり前のように存在したおやつ感覚のもんじゃと同じ系統の食文化なんだろうと思うと、このような失われつつあるローカルフードに巡り合えたのがとても嬉しいですね。
熊谷エリアでは駅前に数店舗軽食屋としてフライを提供しているお店が数店舗あるようですから、熊谷でローカルフードをお探しの方、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました🐾


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