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病弱な子供は

私は子供の頃、体が弱くよく小児喘息を患っていました。
入院することもしばしば、多い時で年間60日ほど休んでいました。
外で思いっきり遊ぶと発作が出たりしてました。

なんで自分だけこんなしんどい目に遭うんだろう。
他の人は思い切り運動できていいな、と思っていました。
楽しみにしてた文化祭の日に、発作が出て参加できないということもありました。

でも自分が不幸だとはあまり思いませんでした。
親が看病してくれたり、気持ちに寄添ってくれたからだと思います。
今思うと親はとても大変だっただろうなと思います。
病院の看護師さんも優しく遊んでくれたりしたのも大きかったと思います。

逆に良かった点もあります。
学校が好きになりました。
病気で行けないことが多かった分、学校に行きたいという想いや友達と一緒にいたいという想いは他の人より強かったように思います。

もう一つは親への感謝です。
大きくなればなるほど、親にたくさん苦労をかけたなと思うようになります。
自分は親に愛されて育ったなという想いは人一倍あるように思います。
小さい頃、病弱だった子は大人になっていくにつれ親にたくさん感謝するようになります。

今、うちの子たちもわりと病弱でお姉ちゃんは小児喘息、弟はクループによくなり、入院もよくします。
救急車を呼んだことも何回もあります。
親として大変だし、可愛そうだなと思うところもあるのですが、
真心こめて看病してあげ、寄り添ってあげれば、その気持ちは伝わると思っています。

病気になることも無駄ではなく、意味のあることなんだと思っています。


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