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【奥州の薬湯】鎌先温泉 湯主一條に宿泊!

今回は、かつて【奥州の薬湯】として知られた、宮城県白石市にある名湯・鎌先温泉と温泉旅館「湯主一條」を紹介します!

①鎌先温泉とは?

・開湯の歴史

遡ること約600年前の室町時代
(正長元年:1428年)に、この地の農夫が喉の渇きを潤すために、地面を掘った際に鎌の先で温泉を掘り当てたことが、名前の由来として残っています。

開湯後は、「傷に鎌先」と言われ、湯治場として栄えていきます。伊達政宗公や片倉景綱なども入浴したと伝わっています。

1990年代までは湯治場として機能していましたが、現在は最上屋のみ湯治を受け入れています。

・温泉の泉質と効能について

鎌先の湯:ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉

「鎌先」の名前の由来となった源泉は、現在湯主一條にて入ることが出来ます。立ち寄り湯不可のため、宿泊する必要があります😅

塩化物イオンが主成分のため、お湯は滑らかで、お肌しっとり☺️ 保湿と保温効果もあるため、
乾燥肌の方も安心ですね‼︎
かく言う私も乾燥肌、とても助かります😌

湯主一條:鎌先の湯(男性風呂)

源泉が28℃しかないため、加温されていますが本物の源泉かけ流しです‼️
消毒臭のない、まろやかな温泉に感動🥺

さすが東北👍 湯温は体感45℃🤣
お風呂から上がっても、汗が引きません💦
これも効能の一部なのでしょうか🤔

湯主一條は2本の源泉を所有しているほか、最上屋も別源泉を所有しています。最上屋はもっと鉄分が豊富なので、伊香保のように濁っています。

・温泉地の雰囲気

白石市の市街地から車を走らせて15分。
長閑な田園風景を通り過ぎると、ひょっこり現れるような温泉街です。

湯治場として栄えてきた歴史がありつつも、肘折温泉や老神温泉、その他の湯治場と違ってお店があったり、朝市などはありません。

共同浴場なども見られないため、とても閉鎖的な温泉地になっています。もし行かれる際は、事前にスーパーなどで購入しておくと良いでしょう😌

②湯主一條とは?

国登録有形文化財:湯主一條 湯治棟

・湯主一條の歴史

鎌先温泉の中で最も老舗の旅館が「湯主一條」になります。湯主とは仙台藩から鎌先温泉の源泉を管理する者=湯守を任されてきた、由緒ある管理人のいる温泉旅館になります。

代々「一條」の名前を踏襲しており、
現在で20代目になっていると言うから驚き🫢

湯主一條は温泉街の1番奥まった所に位置しています。温泉街を歩いていくと、大正〜昭和にかけて宮大工により建てられた木造一部4階建ての湯治棟が見えてきます。

現在は夕食・朝食会場になっており、個室で優雅なひとときを過ごすことができます☺️
夕方から夜にかけて灯りが灯ると、昼間とは別の顔を見せつけてくれます😘

・お宿の概要

お宿のコンセプトは「歴史と伝統を守り、何度もただいまと戻ってきたくなる場所であり続ける」こととしています。

料理は「ミシュランガイド宮城」にて3つ星プラスを獲得しており、非常に評判が良いです😍

また、お部屋もバリエーション豊富です♪
景観の良いお部屋から、源泉かけ流しの露天風呂付き客室まで幅広いです☺️

それぞれのニーズに対応しているのと、料理や温泉、接客サービスが良い為、リピーターが多くてなかなか予約ができなかったりします😇

・宿泊したお部屋と食事、その他

景観の良いお部屋を選択

お部屋はとてもシンプルな造りです。
お宿の設備や案内はタブレットから見ることができます☺️
お部屋からはこんな感じの景観でした😚

お部屋からの景観

いや、本当に感無量でした😭
このような風景が未だに残っているなんて…

夕食・朝食の時間になったら、
スタッフの方が個室まで案内して下さります💁‍♀️

食事の時間帯以外の湯治棟は、伽藍堂のように物静かで、静養にはとても向いていると思いました
食事の際は、ジャズなんかが流れてたりして、雰囲気は良かったです☺️

食事個室
八寸

食べて納得😚
これはリピーターが多いのも頷けますね…

ご飯を食べたら、温泉ですよね♨️
「湯主一條」は鎌先の湯の他にもうひとつ、
洞窟の湯を所有しています。こちらは温泉法第二条(メタホウ酸)の項目に適合したものになります。そのため、療養泉ではないため泉質名はありません。

露天:メタホウ酸
内湯:メタホウ酸

メタホウ酸は、殺菌効果や皮膚への治癒効果なども期待出来るそうです!
こちらは、内湯と露天ともにひとつずつあります

どちらも体感43℃はありましたけど…😅
こちらのお湯はとても滑らかで、上がった後はさっぱりしました☺️

お邪魔したのは真夏でしたが、アブやブヨなどが全く居なくて、心穏やかに入浴出来ました☺️
それもそのはず!ここ一帯はオニヤンマの生息地のため、お宿から出ると、オニヤンマが飛んでいるのを見ることができます😂

それにしても、オニヤンマもホバリング性能の高さは、いつ見ても感心します🤭

③最後に

今回は、鎌先温泉 湯主一條を紹介させていただきました!歴史ある湯宿と最高の料理と温泉で、心も身体も癒しませんか?

この他にも、奥州にはまだまだ名湯がたくさんあります‼️
これから少しずつ、私の感想なども併せて、温泉の魅力を投稿していければと思います!

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