2024/09/08 秩父宮杯 エリート49位
レース開催月にレポート上げれたからギリセーフ(?)
2週間後の南魚沼に照準を合わせた上でエントリーしたレース。
カテゴリーの分け方がざっくり「JBCF登録者」と「JBCF未登録者」で分けられ、未登録者の方はさらに細分される感じ。よって、JBCF登録している場合は、自分がE3やE2に属していようと、強制的にE1の方々と一緒に走る仕様だったから、登りが苦手な自分としては完走できれば万々歳、メイン集団に何周喰らいつけるか挑戦しようといった気持ちで出走した。
目標と結果
・目標 完走(22分切り目標、最低でも22分台)
・結果 49位/95人(完走55人)
強い人らと走れる機会なんてなかなかないし、ここで苦しんでおけば南魚沼では相対的に楽に走れるはず。
コースが完全に自分向きではないのみならず、シンプルに実力が足りていないことは明白だから、ある意味気楽な気持ちで走ることにした。
レース展開等
開会式&パレード、完走に向けた作戦
秩父駅で開会式を行い、駅前スタートして6kmくらい?パレードランの後周回コースへ向かうという流れ。
用意していたパウチタイプの冷凍アクエリアスを首元に当てたりして熱中症対策をしつつ開会式を終える。ニセコクラシックとは違い県が主催の公道を使用したレースということでかなり気合が入っているように感じた。県としてこういうレースの場を設けてくれるのはとてもありがたいですね。
レベルの高いレースという事前情報のとおり各選手の走り方もスマートで、片側1車線をアップダウンがある中走っても、パレード中に危険だと思う瞬間は一度もなかった(先頭付近にいたからかもしれない。)。
コースは1周10.8km獲得標高100mほどの公道を使用した周回コースで、斜度がきつい2kmの登りが文字どおり個人的な山場。
先頭付近で登り口に入り、ポジションを下げながら頂上に到達して下りで追いつくのを繰り返す作戦。
1周目
便宜上、登り口起点で周回数を記載してます。
パレードが終了し一時停止後にリアルスタート。
スタート直後に複数人アタックし逃げを形成しようとしているのを(元気だな~僕には無理だな~)なんて見送りながら、スタート直後に始まる登りに備えて前に上がるタイミングを窺う。
すると、同じような考えの方々がいたようで、いい感じの列車が来たからしっかり反応し飛び乗る。
初っ端で先頭集団に入れないと完走は無理だと思い、ペースは気にせず全開で登る。
(自分としては)全開で登っているはずなのに周りのペースはそれ以上で、頂上では周囲にパラパラ人がいるくらいで焦りながらダウンヒル開始。
前に人がいないのをいいことに走りやすいラインをキープして、下りきった後の登り返し
は下った勢いのままこなし、前の2人の後ろにつく。
先頭集団は10mほど前&登り返し後の下りの勢いがあるということでそのまま集団にジョインするかと思いきや、集団の後ろがどんどん離れていく。このままではレースが終わると思い、全開でブリッジしなんとか集団に合流。後ろにつかせてもらった2人は既に脚が無かったようで、後ろを確認したときには姿が見えなくなっていた。
ちょっとした罪悪感に苛まれながら集団後方でひらひら、できませんでした…。
先頭の展開は見えなかったけど、逃げるためのアタックと吸収を繰り返していたのか何度も集団が縦伸び状態になり、平坦区間の集団後方にいるのに50~55km/hで踏む羽目に。
団体戦での表彰があるのも関係してんのかなとか考えつつ全然休めない平坦区間を消化、気づいたら2回目の登りが近づいていた。
2周目
2回目の登りも、上手い具合に登り口の前でポジションを上げて先頭付近で登り始めることに成功する。やればできるじゃんと自画自賛。
1回目よりは気持ちペース落ちたか?くらいの感じでやはりしんどく、1周目同様にほぼ最後尾からダウンヒル開始。一応前の人は視界には捉えた状態だから、まあなんとかなるだろと思ってた。
山頂に着いた時点ですぐ後ろに審判車がいて、頼むから見切りをつけて前に入なんでくれ頼むと念じながら下り始めたのは内緒。
今回も好きなライン取りで下ったところ、登り返しに着くよりもっと前に前走者に追いついた。どうやら下りはアドバンテージがあるらしいことに気づき、3周目以降に向けて少し気が楽になった。
多少脚を使いながらもしっかり集団に追いつき、ゴールラインを通過。
しかし待っていたのはまたもや速度が安定しない集団。1周目同様に頻繁に縦伸びするもんだから集団の後ろでヒイヒイ言ってた。この速度域が3周目以降も続くのはキツイと思うレベルで、初めて平坦で千切れるかもと思った。
振り返ってみると、これに関しては位置取りが悪かったのかなと思う。まあポジション上げられるだけの脚があったかと言われればノーコメントなんだけどね。
3周目
なんやかんやひらひらしながら3回目の登りへ。
ここで初めて集団が落ち着いたことを実感する。前の2周回よりも余裕をもって登れた。多少遅れても下りで追いつけると自信を持てたのも大きかったかもしれない。
戦略的後退(?)をしつつ登りを終え、集団で周回をこなす。
あれ?まだ先頭集団で走れてるな?と、予想外になんとかなってることを喜びつつ、補給をするためにボトルを前後で入れ替える。
ボトルは水1本とアミノ酸、クエン酸と粉飴をブレンドしたやつの2本を持ってスタートし、序盤は水を前にセットしていたのをこのタイミングで入れ替えた。
集団最後尾に下がったタイミングでマグネシウムのジェルを摂取。
平坦区間もある程度落ち着いたペースで進行し、4回目の登りへ。
4周目
4回目の登りもここまでと同様の戦法で登り、下ったところで無事集団復帰。
平坦区間で若干の攣りの気配と腸腰筋の終わりが近いことを感じ、焦り始める。
5周目
5回目の登り、山頂手前の2段坂で今日一集団から遅れる。
もちろん諦めるわけはなく、下りで取り返すべく必死に踏み下り始めるも、登り返しでも遂に集団に届かずゲームオーバー。
登りで集団のペースが上がったわけではなく、単に脚とスタミナが終わったような感覚だった。シンプルに実力不足。
ゴールまで
完全に千切れてからは完走すべく踏む。少しだけ休んでから、攣らないよう十分注意しつつエアロフォームを意識し、単独でテンポ走を開始。
最終周の登り手前で後ろから来たグルペットに乗せてもらうまで単独で踏んで、最後の登りはしっかり出し切って無事ゴール。
振り返り
思いがけず5周目まで集団についていくことができたし、何より落車等無く無事ゴールできたから、現状の自分ができることはしっかりやれたレースだと思う。
フィッティングを受けてポジションが変わった結果、以前よりも脚にかかる負担が分散されたことで登りも耐えられたんじゃないかな多分。
フィッティングを受ける以前はハムにかかる負担が大きすぎて、踏んでるのに全然が進まない感覚があって自転車が楽しくないとまで思うくらい悩んでたのに、ここまで持ち直せたのはとても嬉しい。
いつか勝負に絡むような走りをできるような選手になりたいし、来年も可能なら出場したいと思う。
スプリンターであろう選手達がしっかり終盤に残っていることからも、自分の立ち位置とか強い人はまだまだたくさんいるんだなとか、色々と肌で感じることができて良い経験になった。
ゴール地点から駐車場への自走でハンガーノックになりかけて、某北海道の自転車仲間の顔が頭にちらついた。
次はいよいよ南魚沼2連戦。
ロードレースはもちろん、ひっっっっさびさのクリテもとても楽しみ。
おしまい。
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