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料理本の沼へようこそ。『料理本とわたし。創刊に向けて』

料理本って本当におもしろい。

本屋に行くとついつい料理本コーナーに足が向かってしまいます。そこにあるのは無限に広がる料理本の海。

数ある料理本の中のいくつかは日々の料理の相棒となり、毎日の食生活を豊かに変えてくれました。

たとえば、印度カリー子さんの本がなければ、インドカレー好きな自分がカレー屋に足繁く通うことはあっても、土曜日の昼下がりにスパイスを買い込んで自作するようにはならなったことでしょう。

その後、稲田 俊輔さんの「南インド料理店総料理長が教える だいたい15分! 本格インドカレー」に出会い、こんなに美味しいインドカレーが自宅で食べられるのかと嬉しくてたまらなかったのは良い思い出です。

一冊一冊の料理本には、シェフや料理家さんのレシピへのこだわり、愛情が詰まっています。それはもはや人間が美味しいものを食べたいと試行錯誤してきた叡智の結晶です。

自分が思ってもみなかった新たな組み合わせや料理法を知った時には、純粋な知的好奇心への刺激があります。

新たな組み合わせといえば、近藤幸子さんの『がんばりすぎないごはん』は驚きの連続。鶏胸肉にアボカドの炒め物は、あっさりした鶏胸肉にコクのあるアボカドが相性抜群で一人興奮したものです。

近藤さんの料理本は簡単なのに美味しい、なおかつ新鮮な発見があって、毎日の料理に欠かせない存在。近藤さんの料理本がなければ、僕の毎日のQOLは大きく違ったものになっていたことでしょう。

そんな料理本好きな自分がなぜ料理本紹介サイトを立ち上げるのか?

それは自分自身がまだ出会っていない料理本と出会いたいからです。

そのためには、全国の料理本好きのみなさんのとっておきの一冊を教えてもらうのが近道なのではないかと考えました。

僕と同じように、料理本によって世界が広がっていく、そんな経験をした人たちの熱い紹介こそが料理本の大海に眠る一冊に光を当てることになるのではないかとワクワクしています。

シェフや料理家さんの知恵やアイデアが詰まった料理本は、
ネットでレシピを無料で集められる時代になっても輝きが失せることはありません。

この世に出版された素晴らしい料理本が埋もれてしまうことがないように。
一人でも多くの人が良い料理本と出会い、
毎日の食生活を豊かにできるような料理本紹介メディアにしたいと考えています。

ぜひ料理本との出会いを楽しんでください。

そして、誰かに知ってほしい大好きな料理本がある方。ぜひコメント欄からお声がけをお願いします!一緒に料理本の発見の場を作って行きましょう。

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ぶりの黒酢だれ。ぶりとレンコンと少し甘いタレが交わった時の幸福感。近藤幸子さんの『がんばりすぎないごはん』より。

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南インドのポテトマサラ。カレーはもちろん、野菜を使った南インドのおかずも最高。何度作ったかわかりません。稲田俊輔さんの「南インド料理店総料理長が教える だいたい15分! 本格インドカレー」より。

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