見出し画像

若者

愛知県名古屋市
q.e.d STORE & CAFE さんで開催中の【わたしのこけし展4】
4月6日~5月5日まで

わたしのこけし展4

愛媛県東温市
おやまのアトリエ キズナ さんで開催中の【まるさんかくしかく展 その2】
4月12日・14日 残り2日

まるさんかくしかく展 その2

両会場で開催中の僕の個展。初日からたくさんのお客様に来てもらえて、本当に嬉しい。q.e.d CAFE さんに関しては、20日前後に追加納品もあります。会期終了まで宜しくお願いいたします。

大事なことなので、まずは告知から始めてみた。いまだに自分の出店するイベントを、SNSで一発告知して終わりの作家さんをよく見る。そして『売れないイベントだ。』だの『イベントの質やお客さんが悪い。』だのと言っている人達がいる。いやいや自分でも作品を届ける努力しなくちゃダメじゃない?いつもそう思う。

先日、富山県のイベントでご一緒した陶工 真々 さん。北陸のイベントでよくご一緒するし、いつも優しく声をかけてくれる陶芸作家さん。ご家族みんなが陶芸をされているらしく、前回から息子さんも自身の作品を持って出店している。まだ若くて陶芸の学校に通いながら、轆轤の技術や販売の仕方などは、両親からも学んでいる。なんか家族で一緒のことを出来るっていいなと思った。

イベントは3日あったが、2日目からお母さんの真々さんは別イベントへ。息子さん1人で、お母さんの作品と自身の作品を販売していた。気になってこっそり見ていたら、しっかりと作品の説明をして、しっかりと接客していた。若いから大丈夫かなと思っていたが、そんな心配は無用だった。今の若者も捨てたもんじゃないな…なんて年寄りくさいことを思ってしまった。

僕もお客さんのふりをして、作品を見せてもらい説明をしてもらった。話終わったあとに『そっちのブースでこけし売ってます。』と挨拶したら、『知ってますよ!昨年、作品見せてもらって少しお話しましたよ。』だって。すっかりそんなことを忘れてしまって、とんだ失礼をしてしまったと謝罪した。笑

謝罪の気持ちではなくて、本当に彼の作品は素敵だなと思ったし、若者が頑張っているのを見て応援したくなった。こんな気持ちも年寄りくさいなと思ったが、僕はあまり若い作家さんに出会ったことがないので、本当に頑張って欲しいなと思う。友人の作家さんは彼が子供のころから、お母さんの出店に一緒についてきていたことを思い出し、大人になって同じイベントに出店していることが感慨深いと話していた。僕も他の作家さんの子供達と、イベントで遊んだりしていたので、そんな子達がものづくりに興味を持ってくれて、いつか一緒に出店できたら楽しいだろうなと思う。その時はきっと、その子達におもしろ可笑しく、イジられていだろうなと楽しい未来を夢見ている。

陶工真々さんの息子、市川真央さんから購入した彼の作品。

深い蒼色のカップ
とても持ちやす形

最近、クラフトイベントと言われるものに参加していないから、どんな新しい作家さんがいるのか、僕は全く知らない。彼みたいな若い作家さん達が、これからもクラフトイベントものづくり業界を盛り上げて行ってくれたらいいなと思う。僕は僕で、あまり口うるさい年寄り作家にならないように気をつけよう、心からそう思う。邪魔者扱いされるような年寄りにはなりたくないな。

このカップを見ながら、そんなことを思った今日この頃でした。
では…また

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?