見出し画像

歩き瞑想のような自然散歩

頭上のちょっと左上で小鳥が鳴いています。遠くで車の音がします。どこからともなく甘い香りが漂ってきました。それは人口的な甘味ではなく、自然な空気の甘さです。角を折れると、その匂いは、懐かしい土の香りに変わりました。太陽に照らされた土の香りが何とも言えない心地よさです。坂道に差し掛かると、小さな黄色い花が咲き乱れています。柔らかくも強い陽光が、しっかりと身を包んでくれます。

呼吸を深めにとりながら、あたりで起きていることを言葉にします。なぜか音に集中していると、香りの変化に気がつくことがあります。また、自然の音ばかりに気を配っていると、人工的な音を聴き逃してしまうことに気がつきます。包み込む陽光は、何と言葉に表したらいいのでしょう。「ポカポカ」という言葉では足りないようです。

皆さんが外出を控えているせいか、車通りも少なく、そのおかげで、静かな散歩道です。太陽の降り注ぐ静かな散歩道は、こころの静けさを生みます。静寂な心で周りの出来事に意識を向ける受信モードの状態になると、時間が止まります。底知れぬ満足感です。これは瞑想と同じです。

自然の道で、周りの出来事をつぶやきながら散歩をしてみましょう!鳥が鳴けば、「鳥が鳴いた」とつぶやき、それ以上あ鳥のことを考えずに、また周りに意識を向けます。竹林に風が当たり、ザワザワとする音は、「ザワザワ」とつぶやくだけにしておきます。周りに意識を配りながら、起きたことをつぶやくのです。短時間、そう15分間もすると瞑想のような効果を生みます。ぜひお試しあれ。

最後まで読んでいただきありがとうございます! 皆さまからのサポートはより多くの方に広めるために、大切に使わせていただきます。