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ほったらかし家電ホットクックのレシピ本2冊が売れている話

昨年秋に、地味に2冊出ています。
シャープの水なし自動調理鍋ホットクックのレシピ本。
公式サイトによると、ホットクックの発売は2015年11月5日だから、もう4年以上前。経済評論家の勝間和代さんが「いい!」と言ってからじわじわと広がってきていた印象。
勝間さんが2017年3月に『勝間式超ロジカルクッキング』という本を出してホットクックなど調理家電フル活用を提唱して、ホットクックの存在が少し知れ渡ったと思う。


とはいえ、一部の人たちの間では絶賛されてたものの、専用のレシピ本が発売されるような雰囲気は感じなかったんです。

スープ作家の有賀薫さんのこんな意見もあったし。

それがここへきて一気に2冊。
興味深い動きじゃないの。

まず2019年9月30日発行のこちらは世界文化社より。

エダジュンさん、夏目陽子さん、川上文代さんの3名による共著。
発売2週間で重版、12月にも3刷りになったそうですから、売れてます。
アマゾンにあの「シャープさん」が自腹で購入して使っているとレビューしているのも販売に大きく影響したと思う!

もう一冊はこちら、日東書院から。

坂下千恵さんが取り組んで、定番の煮物から炒め、蒸し、デザートまで網羅。
こちらも好評のようで、年明けに一時アマゾンから品切れていたと思っていたら重版出来とか。
※1/29追記
『毎日のホットクック ・レシピ』がさらに重版がかかって3刷りになったそうです(著者Facebookより)

ホットクック、新しい家電だし、煮込み料理といえばSTAUBやル・クルーゼ、圧力鍋とどう違うの? という疑問にも答えてくれるこの2冊。

そう、同レシピ集が2冊というのがまたちょうどいい。

レシピ本業界、あのテーマが売れてるとなると、続々と追従して似たような本だらけになるのが常だけど、たくさん出てるー、流行りなのねー、と認識された途端にブームが終わる例を過去にいくつも経験してきてます。

本を買う読者にとっても、選択肢が多いからいい、というのは程度問題。
一時期の作り置き本だらけの平台なんて、全部一緒に見えたもんね。

今回は、この2冊に追従する版元はあるでしょうか。

Bluetooth対応機種だと、シャープさんの公式サイトからレシピが飛んできます。スマホでぱぱっと検索ってやつだね。

一人暮らしやちょっとのおかず対応の小さいサイズも発売に。

技術者が作ったメーカーSHARPらしく、「こんなの出来ちゃった、ねーねーどう?」←シャープさん風のつもり(大違)と売り出してみた鍋だけど、どういう想定で作った? 使う人誰? みたいな家電だったんですけどー

というのもね、我が家でも、食事作りが面倒になった実家の両親にホットクックをプレゼントしたんですが、老親にはめんどうなものとしか映らなかったみたい。
箱に入れたまま放置されていました(涙)ので、回収。
我が家で新しい人生をスタートしていただきます 。

この2冊の料理本があれば使いこなし完璧よー。
さっそく読み込みまくりでございます。

ありがとうございます。新しい本の購入に使わせていただきます。夢の本屋さんに向けてGO! GO!