見出し画像

人見知りさんのためのサードプレイス開拓作戦

「不要不急」を後回しにしているうちに、職場と自宅の往復するだけの単調な日々になっていませんか。
「職場と家庭のほかに、第三の場所『サードプレイス』があると良い」
と聞くようになって、しばらく経ちます。でも、外出しづらい昨今にあって、そんな場所を新たに開拓するのは簡単ではないですよね。人見知りさんにとってはなおさらです。
この記事では、人見知りでも安心感のある居場所「サードプレイス」を開拓できる方法とその選び方をご紹介します。

サードプレイスとは

サードプレイスとは、家庭や職場・学校とは別の、居心地の良い場所のことを指します。
「居心地の良い場所」といわれてイメージするのは人によって異なりますが、落ち着いたカフェ、行きつけの居酒屋、近所の公園などが挙げられます。
また、地域のお祭りやボランティア活動など、「場所」に限らず同じことに取り組むコミュニティのことを指すこともあります。

サードプレイスの条件

「居心地の良い場所」に必要な条件。環境も大切ですが、それ以上にあたたかな人間関係があることも必須条件のひとつと言えるでしょう。

たとえ、落ち着いたカフェでソファの座り心地が素晴らしくても、そこにいる店員さんが常連さんとだけ盛り上がっていて、自分にはどうも早く帰ってほしそうなオーラを出していたら……
「サードプレイス」にはなりえませんよね(涙)。

必ずしも仲良しでなくてもいいと思うのですが、「ここにいていいんだ」と思える、受け入れられていると感じられるあたたかな関係がサードプレイスには不可欠なのだろうと思います。

サードプレイスをもつメリット

サードプレイスをもったときのメリットはどんなことが考えられるでしょうか。2つ挙げてみました。

1.「肩書」をはずし自分自身でいられる場所をもてる

私たちは、職場では上司・部下など、家庭では妻や母など、それぞれに肩書をもちます。肩書ごとに役割があり、時に自分の本音とはちがうことを期待されることもあります。サードプレイスではそれらをとっぱらった素のままの自分でいることができます。

2.新しい出会い
限られた人としか交流していないと、自分でも気づかないうちに価値観が凝り固まっていることがあります。日頃関わることのない人と交流し、新しい価値観に触れる機会は、あなたの視野を広げてくれるでしょう。


サードプレイス、人見知りにはハードル高すぎ問題

サードプレイス、もてたらよさそうですよね。
ところで、サードプレイスをつくるの、人見知りにはハードル高すぎませんか。

家庭や職場でない場所で、見知らぬ人とあたたかな関係を築く。

人によってはなんてことないかもしれませんが、「どうやって…?」と途方に暮れてしまう人見知りさんもいるはずです。

なぜ力説するかというと、わたしがそうだから(笑)。

大人なので、仕事中は社交的な人っぽく擬態しております。でも、仕事以外で、話すべきテーマのない人との雑談はいまだに苦手。こういうタイプの人にとって、サードプレイスづくりはなかなかの鬼門です。

そんなわたしでも「居心地いいかも」と思えた場所についてご紹介します。

人見知りさんにおすすめのサードプレイスは「学びの場」

わたしがこれまでに居心地の良さを感じたサードプレイス、それはいずれも「学び」の場でした。ライティングを学ぶスクールや、片づけのプロになるための講座など、同じことを学ぶ人同士のコミュニティにいくつか所属したことがあります。
実際に存在する飲食店などの「場所」ではありませんが、家庭とも職場とも違う、あたたかな関係がそこにありました。

学びの場がおすすめな理由

時間とお金をかけて同じことを学びたいと同じタイミングでスタートした人とは、学びの内容以外にも共通点がたくさんあることが多いです。共通点が複数あると人見知りでも打ち解けやすいし、興味が似ているので話すことに困りません。


サードプレイスにおすすめの「学びの場」の条件3つ

学びのコミュニティにいくつか所属しましたが、そのなかでも居心地がよく「サードプレイス」になった場所の条件を3つご紹介します。

1.交流を促進するイベント・仕組みがある
2.「同期」という考え方がある
3.一定以上の期間(3か月以上)継続する

1.交流を促進するイベント・仕組みがある
いきなり自分からイベント企画して人を集められるなら特に気にすることもありませんが、やはり人見知り的には、最初は誰かが企画したところに乗っかりたい(笑)。というわけで学ぶ時間だけでなく交流イベントがあり、交流を促してくれるようなスクールがおすすめです。SNSでの受講生限定グループやslackなどのコミュニケーションツールが導入されており、受講時間外でも交流できるようになっているとなおよいでしょう。


2.「同期」という考え方がある
同じタイミングで学び始め、似たような課題にぶつかり、一緒に悩みを乗り越えることになる同期。そんな存在はやはり心が通い合う関係になりやすいです。


3.一定以上の期間(3か月以上)継続する
コミュ力がないんじゃない、打ち解けるのに時間がかかるだけ。そんな人見知りには一定程度の期間継続する学びのほうがおすすめです。目安としては3か月以上。期間中、顔をつきあわせているうちに、気の合う人が見つかり、顔なじみが増えていく。気が付いたらそこはあなたの第三の居場所になっています。



ちなみにこの3条件をすべて満たしているのが、現在わたしが通う女性向けキャリアスクール「SHElikes」です。
Webデザインやライティングなど実践的なスキルを学ぶことができるオンラインスクールなのですが、励まし合える仲間が見つかるコミュニティづくりにとても力を入れています。

同期同士がつながりやすいよう交流会があったり、興味や目指すキャリアなどで共通点が見つけやすいようになっていて、人見知りでもなじみやすくなっています。

それと、SHElikesの受講生ってみんなキラキラしてそう…と言われがちなのですが、実際は頑張り屋さんが多いのがそう見えているだけ。結構人見知りさんも多い気がします(同類同士はわかりますよね)。

△無料体験レッスンでは少人数で相談できる時間も。人見知りでも安心して相談できましたよ!

大切にしたいサードプレイスを見つけたら

最後におすすめするのが、コミュニティに所属して少し慣れてきたら、その場に貢献できることを探してみることです。
「貢献」と言っても、いきなりリーダー的な役割を担おう!とか、意気込まなくても大丈夫。
イベントの受付や買い出しを申し出てみる。催し物の告知を拡散する。slackのスタンプを誰よりたくさん押す。
ほんのちょっとしたことでも誰かが嬉しくなって、そのコミュニティをハッピーな方向に動かします。

そうすることで、実は受け入れてもらえているだけよりずっと居場所を感じることができるのです。

人見知りでもサードプレイスをつくろう!

人見知りさんでも、工夫次第で新たなサードプレイスを見つけることはできます。
これまでに興味があったこと、いつか上達したいと思っていたことを学ぶ機会に、サードプレイスになりそうな場所がないか探してみませんか。


この記事はキャリアスクール「SHElikes」主催ライターコンペ(2021年12月/テーマ:サードプレイスの作り方)で1位を受賞しました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?