Timeless で 唯一無二なアーティストをめざすRM
持ち上げといて手のひら返してバッシング、というのは古今よくある話で、グループ活動のスローダウンを発表したBTSについても「疲労しきっている」「仕事をおもしろいと思ったことがないと言っている」「ふつうのK-POPグループに戻りたいんじゃないか」などなど、いろんなふうに書かれた。
えーっと‥‥「ふつうのK-POPグループ」とは? 国内マーケットだけで活動するってこと? 「ふつうのK-POP」だってJ-POPだって、チャンスがあれば世界の舞台に立ってみたいんじゃないのかな? 「ふつうのK-POPグループ」だなんて、全方位的に失礼だ。
先日リリースされたRMの個人インタビュー記事のタイトルは
「アーティストなら唯一無二の存在にならなければならない」
ね、志が高いw
タイトルの時点で記者の曲解や憶測をぶったぎっているw
活動の幅を広げていくうちに欧米で数々のトップアーティストと出会い、親交を深め曲制作やステージも共にするようになって、より大きな刺激を受け、将来像を描くにしてもその影響を受けるようになったということ。
確かに悩んでいて苦しいこともあるだろうけど、この先の仕事や生き方のために必要な悩みなんだろうなというのがよくわかる。
もちろん、きれいごとばかりでもなかろうが~。
彼らの個人インタビューはいつも内容が深くて、しかも私が作るインタビュー記事より長い!😂 本当に読みごたえがある。
以下、BTSのリーダーRMのインタビュー記事から備忘メモ。
小学生のころからHIPHOPに傾倒し海外に目を向けていたのと同時に、文学やアートにも造詣が深い彼の、時代や自分たちを見るまなざしが光る。
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「グラミー賞で、レディー・ガガやH.E.R.のように、音楽に人生を捧げているアーティストたちを見ていて、「僕たちにも僕たちらしいメッセージが必要だ」と感じた。僕らのステージパフォーマンスは観客にインパクトを与えたと思うが、インパクトを超えたメッセージは何なのか、悩むべき時期にきたと思う」
「現状維持で1位をとることはできないから。これからどうするべきか、何をすべきか今はまだ検討がつかない。じっくり考えるべきだし、この社会からインプットしなきゃという切実な欲求がある」
「人為的でなく、自然に見えるのが一番かっこいい気がする。でもK-POPはダイナミックにファンタジーを見せる産業で、常に新しいコンセプトを提示ししっかり作りこんで見せるもの。その二つをどう調和させるか、いつも考えている」
「ストリーミングで聴くのが主流で、曲の長さも短くなっている現代では、人々は瞬間的な感情で反応する。作り手である僕らもそこに適応すべきなのか? それってベストなんだろうか」
「年月が経っても輝くような“Timeless”に近づいていかなければならないと思う。でなければ、アルゴリズムによって刻一刻と流行りが移り変わる世の中で、そのときそのときに押し流されるだけ。そんなの、のちに振り返ったらカッコ悪いだけじゃないだろうか?」
「こんな目まぐるしい世の中だからこそ、永続性を目指したい。名を残すアーティストや作家は、結局は流行りとは関係ない何かを守り抜いた人たちだと思う」
「僕はまだひよっこだけど、未練や後悔を残さないためにはやってみるしかない。やらなきゃ死んでもわからないと思う」
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