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大前研一は何故怒らないのか?

先日、経営コンサルタントの大前研一さんの記事を読みました。内容は「大阪万博は税金を投入しても失敗する。そして失敗しても誰も責任をとらないのは明白なのに、なぜ国民は怒らないのだろう?」

簡単に要約するとこんな感じでした。

「なぜ国民は怒らないのだろう?」

これって良く見かける文だとは思いませんか?政治家、地方自治体や国の不祥事に対して名のある評論家が言うセリフ。

でもこの名のある評論家構文を目にする度に私は思うのです。

「何故、あなたは怒らないのだろう?」と。

当たり前ですが、所得は高いほど税金も高くなります。もし人頭税(国の歳入を人口で割る)を導入すれば国民の税は全員同じ額になりますが、計算すると約86万円になります。86万円の所得税を払っている人は全体の約11%です。

大前研一さんは著名人なので、きっと多分86万円以上の所得税を払っていると思います。

国や地方自治体の税金の無駄遣いに怒るべき人は9割の国民よりも一割の86万円以上払っている人だと思います。もちろん9割の国民も税金を払っているので怒るのは当然ですが、より腹の立つのは高額納税者なのは自然ですよね?

しかし、大前さんは自分が怒るより国民に怒る事を求めています。

何故なのでしょうか?

それは高みの見物がしたいのでしょう

自分は問題の指摘だけをして、実行は他人にまかせる。

本当に大阪万博事案に対して怒ったり反対なら自分がデモなり何なりと実行すればいいのにしない。他の人よりも税金を払っているのに、自分はあくまで高みの見物。

どうして大前研一は怒らないのだろう?大前研一こそ怒るべきなのに。





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