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映画「バービー」&とんねるず 未見の状態での感想文

映画「バービー」の評価がえらく高く(特に評論家から)、興味がそそられ観に行くつもりなのですが、何やらこの映画、いろいろとザワつかせているようです。ツイッターを見ているとイヤでも目に触れてしまいます。

気になるのが(原爆関連での炎上は映画自体とは関係ないので私は興味ありません)、「ハイコンテクスト」な映画であると言われている事です。

「ハイコンテクスト」

ハイコンテクストとは、特定の状況や文脈において、情報や意味が暗黙的に含まれている状態を指します。この言葉は主にコミュニケーションや文書の理解に関連して使われ、発話者や著者が明示的に述べなくても、受け手が背後にある情報や背景知識を理解することを指します。

チャットGPTによるとそういう事らしいです。

この「背後にある情報や背景知識」なのですが、これっていわゆる「楽屋オチ」とも解釈できませんか?

とんねるずを筆頭にある種の芸人さんやお笑いタレントに対する批判として「楽屋オチ」はよく使われていました。イイ意味で「楽屋オチ」が使われることはありません。

しかし、「楽屋オチ」はダメで「ハイコンテクスト」はレベルが高いと言う映画評論家がいます。

これはきっと、「背後にある情報や背景知識」自体がどういうものなのかという事なんでしょうけど、大体において映画における「背後にある情報や背景知識」って別の映画の事なんですよね。

あの映画のあのシーンはXという映画のあのシーンのオマージュorパロディである、みたいな。

でも、どうなんでしょう?Xという映画の意味や解釈に別の映画を観ている必要がある、というのは。

もちろん映画マニアやファンなら知っていると更に楽しめるしマニアやファンでなくとも少なくとも意味や解釈は分かるように演出されているものはスバラシイと思いますが、「ある別の映画」を観ていないと解釈や意味が分からない映画というのは少なくとも私はイイ映画とは思えないです。(続編の映画は別ですが)そういう事を映画リテラシーとは言いたくないですね。

私にとってのイイ映画は、その映画内だけで完結している映画です。難解なシーンでも別のシーンと関連させれば意味が分かるように作られている映画です。

そしてそれは私にとっては「お笑い」でも同じですが、映画畑の人は映画では「ハイコンテクスト」と持ち上げて、お笑いでは「楽屋オチ」と蔑むのが気持ち悪いなと感じさせてくれたのが映画「バービー」のまだ観ていない段階での感想でさす。

ただ、まだ観ていないのにここまで考えさせてくれた映画「バービー」、これこそが「ハイコンテクスト」な映画かも。



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