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「どうせ、人生は、最高だ。」

2021/1/12 読書記録no.17「いつか別れる。でもそれは、今日ではない。」

ずっとずっと前に買っていた本。
人気がある本らしいから、便乗して買ってみた本。
でも、中々手が伸ばせなくて、本棚の奥で静かに眠っていた本。

やっと読んでみたいな、って気持ちになって、
この3連休に手に取ってみました。

今日は、こちらの本の感想を書いていきます。


印象的な文章。

P17 見た目以上の中身でなければいけない。
逆に、中身以上の見た目に魅力はない。
好きになった理由は答えにくい。好きであればあるほど。
P60 サラダは取り分けなくてよし。無理に笑わなくてよし。
季節感なくてよし。ピンクの服を着なくてよし。
スマホの画面も割れててよし。野蛮でよし。生きていればよし。
ただ好きなように、
好きなことをする自分のことが好きな人しか、もう愛さなくてよし。
P121 最終的な人生の質は、その人の美貌でも、年収でも、学歴でもなく、出会った人と、その人と何も話すことができるかだと思う。
受験や就活で失敗しても、好きになれそうな人、
憧れるほどかっこいい人や、
騙されてもいいと思えるような人と出会えたら、
それが1番いいと思っている。
P134 嫉妬は、「自分が勝てるフィールドを探せ」という合図も
兼ねられている。誰かに嫉妬を1ミリでも覚えたなら、
自分が嫉妬をされる人になるまで、
黙って、手と足と頭を、動かすのみである。
P143 どちらを選ぶか迷ったら、役に立つか役に立たないか、ではなく、
好きか嫌いかで選びたい。好きか嫌いかでも迷ったら、
良い香りがする方を選びたい。
それでも迷ったら、多分、どちらも、必要ない。
P238 長く付き合うには、得体の知れない者同士でいることと、
それでも尚、気遣いをやめない同士でいること。
そして、相手の悲惨も笑いに変えられるユーモアセンスなどに加えて、
根本的な敬意が絶対必要条件だ。
P248 何かを捨てるというのは、
その何かと一緒に生きていた時の自分の人生も、
一部捨ててしまうということだ。


読み終わって。

率直な感想を言うと、
読みやすいところと、読みにくいところがある本でした。

でも、共感することも多くて、
確かにその通りだな、と頷く箇所もたくさんあって、
一気に読むことはなかったけど、
3日間かけて、ゆっくりと読み進めました。

上記に、印象的な言葉をまとめていますが、
その中でも1番刺さったのは、最後に書いた文章。

何かを捨てるというのは、
その何かと一緒に生きていた時の自分の人生も、
一部捨ててしまうということだ。


私は、先日中々捨てられなかったモノを捨てました。
あの時は必死だったし、叶えたいと、叶えてやると思ってた。
無我夢中で、それを中心に生活が回っていた。
でも、その思いは跡形もなく粉々に。
私の夢が「現実」になることはなくて…

過去のモノを捨てた私は、
その過去の一部を捨ててしまった、ということになるのか…
そう、思いました。

捨てたからこそ悔しい思いも込み上げてきたし、
捨てたからこそ新しいモノも見えてきた。

私は、「私の過去」を捨ててよかったと心から思っています。


この本を読んで、人気の理由が少しだけ分かった気がします。
とにかく、言葉が刺さる。
回りくどくて、少し「?」となってしまう所もあったけど、
何か大切なモノを、忘れていた何かを、
改めて教えてくれたような、そんな気持ちになりました。

恋愛本が好きな方はもちろん、
私のように恋愛に疎い方にも読んでほしいな、と思う本でした。


おりょう☺︎

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