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外の世界を知る、底抜けに明るいお姫様の物語。

2020/11/8 映画記録no.12『塔の上のラプンツェル』

ディズニーの作品の中でも、1位2位を争うくらい、大好きな映画です。

私はとにかく、この作品の「絵」がお気に入りです。
ため息が出るほど本当に綺麗で、
この作品を見るたびに、
自分もその世界に入り込んでしまいたい気持ちになります。

今日は、『塔の上のラプンツェル』についてまとめていきます。


作品について。

この作品は、塔の上に閉じこめられていたお姫さまが、
塔を出て世界を知る物語です。すごく簡単にいうと。笑

世界中が行動を制限されている、
みんな頑張って外出を我慢している、
そんな今だからこそ、見る価値のある作品だと思っています。

『塔の上のラプンツェル』(原題::Tangled )は、
2010年のアメリカ合衆国のアニメ映画。
ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ長編作品
第50作目であり、初の「3Dで描かれるプリンセスストーリー」。
原作はグリム童話の『ラプンツェル(髪長姫)』。
本作は長年ディズニーのアニメーターとして活躍していたグレン・キーンが初めて企画の立ち上げから製作総指揮まで自ら務めた作品である。
ストーリー。
人公のラプンツェルはある国の王女で、
不思議な力を宿す金髪を持っていた。
悪い魔女・ゴーテルは、その金髪の力を独占しようとして
生まれた直後の彼女を盗みだす。
彼女は森の奥深く、誰も入ってくることのない高い塔の一室に隔離されて
育てられた。そして18歳の誕生日に外に出たいとおもっていた。
それが物語の始まりである。

塔の外に出たラプンツェルは、母への後ろめたさを感じながらも、
初めて見る世界に胸を躍らせる。
一方、森の中に衛兵の馬がいるのを見て塔に引き返してきたゴーテルは、
ラプンツェルがいなくなったことを知り、
部屋でフリンの手配書を見つける。
事態を察したゴーテルは、ラプンツェルを捜し始めるのだった。


”ラプンツェル”という、新しいプリンセスの誕生。

ラプンツェル自身は、実はある国の王女であることは知りません。
不思議な力を持っていることも知らないし、
魔女によって隔離されていることなんて何も疑っていない。
魔女のことを、実の母親と信じきっています。

そんな素直で明るくて、優しいラプンツェルが主人公だからこそ、
この物語は、底抜けに楽しい構成になっている気がします。


世界がこんな状況になって、
私たちは数ヶ月自宅に引きこもる生活を送りました。
でも、ラプンツェルは17年間も閉じ込められて、
外の世界を知らずに、まっすぐ育ちました。

「私は17年、あの場所にいたんだから、数ヶ月なんてあっという間よ!!」
って、ラプンツェルが言ってくれてるような気がして、
私はあまり自粛期間は苦にはなりませんでした。
きっと、ラプンツェルに助けられたんだと思います。


これまでのプリンセスは、
「王子様と出会って幸せな結婚がゴール」になっていることが多かった。
しかし、ラプンツェルは違うんです。

王子様との恋に生きていないし、
白馬の王子さまと出会って結婚、なんてことを目標にしていない。
プリンセス像が変わってきていることが、なんとなく分かります。


白雪姫も王子様と結婚したし、
シンデレラも庶民だったのに王子様と結婚した。
その他、オーロラ姫も、アリエルも、ジャスミンも、ベルもみんなみんな。ゴールは、王子様と幸せになること。

でも、『塔の上のラプンツェル』のラプンツェルや、
『アナと雪の女王』のアナとエルサ、
この辺りのプリンセスから何かが変わった気がしました。

基本、ディズニープリンセスの特徴は、
「自由を求めるところ」にある気がします。
夢を信じ、自由を求めて、立ち上がる。
ディズニープリンセスは、何かしら「不自由」な境遇で生きていて、
自分のおかれている状況に満足していない。
満足していない場所から、望んでいる場所へ向かうのが、彼女たちの物語。
だから、多くの人の心に刺さるし、惹かれるんだろうな。

21世紀のプリンセスは、
「自分に、正直に生きること」
きっと、これに重きを置いている気がします。


ラプンツェルから、学んだこと。

まずは、底抜けに明るい性格ですね。
太陽のような存在、私は持っていないものなのですごく憧れますね。

そして、小さな夢を、手の届きそうな夢を強く願うこと。
できなさそうだけど、頑張ればできそうなことから始めていく。
それが自分にとっての幸せな未来につながっていくのかな、と思います。

本編の中で、一番心に残っている言葉はあります。

「自分の気持ち次第で、幸せは毎日転がってる」

「幸せってほんと些細なこと。
美味しいものを食べたり、素敵な花が咲いていたり、
好きな人と目が合ったり…」と本編では語っています。

何を幸せと思うか、どういう人生にしていくかは自分次第。
「幸せは自分の手でつかむもの」という言葉がありますが、
本当にその通り。

自分の手でつかんだものが、幸せなんです!

その他にも、背中を押してくれるセリフはたくさんありますが、
私はこの言葉が一番、心に刺さりました。


見たことない人は、ぜひ見て欲しいです。
ラプンツェルの明るさやポジティブな姿勢に、
きっと背中を押してもらえる、そんな気がします。

あー、久々にラプンツェルに会いたくなったな。


おりょう☺︎



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