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「嵐」が、私たちに伝えてくれているもの。

2020/12/19 芸能記録no.19「キャリア観を激変させる、3つの理由」

先日、こんな記事を見つけました。
多分この人たちの決断に影響された人って、
少なからずいるんじゃないかな。

最初このニュースを聞いた時は、
驚きと同時に、ショックというか、動揺というか、
何をしていても何故か落ち着かない、
そんなそわそわした気持ちになったことを今で覚えています。

今日は、この記事を一部抜粋しながら、
ゆるーく、今思うことをまとめていきたいと思います。


決断の凄さ、とは。

「今回の決断のどこがすごいのか」
この記事を書かれた筆者の方は3つの観点に絞って、
説明してくださっています。

1、利得にしがみつかない潔さ

ずっと最前線を走ってきて、人気絶頂の中での休止発表。
この筆者の方は、その決断を「潔さ」と表現しています。

人って、今まで積み上げてきたものとか、
地位とか、名誉とか、人の目とか、世間の常識とかに、
無意識に縛られていることがあると思うけど、「嵐」は違いました。

ジャニーズ事務所のホームページには、
大野くんのこんなコメントが掲載されています。

「勝手ではありますが、一度何事にも縛られず、
自由な生活がしてみたい」

きっと、心が疲れちゃったんだろうな、と思いました。
もともと辞める方向だったのに、
大人の都合か知らないけどデビューさせられて、
それでも、頑張って頑張って、今の「嵐」になって。

それでも縛られずに、
自分の気持ちにまっすぐ向き合った結果、「休止」をする。
確かに、潔いという言葉がピッタリだと思いました。


2、責任の果たし方と誠意

話し合いが始まったとされるのは、2017年6月だそう。
そこから活動休止発表まで1年半以上かかっていて、
そして、活動休止まで2年の猶予を作ってくれました。

きっと、彼らにとっても1年半という時間は必要だったし、
私たちファンにも、
2年という受け入れる時間を設けてくれたのだと思っています。

櫻井くんは、
活動休止に至るまでの経緯についてこうコメントを残しています。

「20年以上共に歩んできた
大切な大切なメンバーそれぞれの想いを。
それぞれ少しずつ異なる沢山の想いを、
なんとか一つの結論へと着地させることとなりました」

また、筆者の方はこう話しています。

キャリアにおけるひとつのケジメをつける際に何が大切なのか。
嵐の皆さんは、それを身をもって教えてくれたと思います。
まさに責任の果たし方誠意の示し方のお手本です。


3、個人の意思を尊重する組織

きっとここまで人気のグループだから、
大野くんが抜けて、
4人で「嵐」を続けるという選択もきっとあったはずです。

でも、それは選ばなかった。
相葉くんはこういうコメントを残しています。

「1人でも2人でも欠けてしまっては
嵐と名乗ってグループ活動をするのは難しいと思いました」

加えて、ニノも。

「最終的には20年間走り続けたメンバーの意思を尊重し、
この度皆様にお知らせすることを決断いたしました」

そして、筆者の方も。

メンバーは大野さんの意思を尊重し、
メンバーひとりひとりは互いの意思を尊重した上で
嵐としての活動を休止する決断をしました。
損害やリスクを承知の上でメンバー全員の意思による決断を
事務所が尊重したことは、
これまでの企業社会などで支配的だった組織第一主義的な価値観に
一石を投じるものだと思います。


この決断が、きっと日本を動かす気がする。

嵐が休止の決断をして、
新型ウイルスで世界が一変して、
大切な人が次々にいなくなって、
当たり前だった世界が、いつのまにか制限されるようになった2020年。

休止発表があった2019年は、
驚いて、悲しくて、信じられなくて、泣いた日もありました。
でも、今は違います。

「テレビの前からいなくなってもいいから、
この世界のどこかで、好きなことをして、元気に生きていてほしい。」

そう、思うようになりました。

私の大好きな源さんが、
数年前、くも膜下出血で倒れて生死を彷徨っているとき、
同じことを思ったことを思い出しました。

とにかく、生きて、元気でいて。

心から、そう願っていました。
多分、あのとき源さんがいなくなっていたら、
私はきっと危なかった。
悪い方向へ行ってしまう可能性もあった。
生きてくれているから、今の私がいて、
生きてくれているから、源さんの音楽が次々に生まれて、
「生きている」ことに感謝しました。

大野くんに対しても、一緒の気持ちを持っています。

戻ってきても、戻ってこなくても、どちらでもいい。
ただただ、大野智という人生を謳歌して楽しんでほしい。
願うのは、それだけです。


嵐が決断した、この選択は、
私たちにも問われている問題かなとも思います。
今までしてきたことは全部取っ払って、自分は何がしたいのか、
働き方とは何か、人生とは何か、
そして、組織は個人の意思にどう寄り添うべきなのか、
たくさん、考えないといけないことがたくさんある気がします。

2年の猶予期間もあっという間で、
活動休止まで、
もう指を折って数えられるまでになってきましたね。

私は、大晦日の生配信ライブを購入しました。
しっかりと、しっかりと、しっかりと、
大野くんの姿を、そして5人の姿を心に刻みたいと思います。


おりょう☺︎


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