美しい言葉で、世界を埋め尽くせたらいいのに。

2021/10/9 芸能記録no.58「上白石萌音さんが思う、本の時間」

仕事終わりにニュースを見ていたら、とても素敵な記事がありました。
今日は、その内容について書いていこうと思います。

女優の上白石萌音さん。
女優さんだけではなく、歌手や声優としても活躍されていますね。
私は、萌音さんが歌う姿が大好きです。
あの小柄で華奢な身体からは想像もできないくらい、伸びやかに歌っている姿を見ると、こちらまで何だか楽しい気持ちになります。

そんな萌音さんは、今回初のエッセイ集を出されたそうです。
今回の記事では、37歳で文壇デビューを果たした作家の原田ひ香さんとの対談がまとめられていました。
その対談が、とても素敵だったので書いていきます!


◆いい言葉をたくさん摂取したい

原田 萌音さんにとって、本を読む時間って何なのでしょう。

上白石 現実逃避でもあり現実を知ることでもある。本にはすごく支えられています。原田さんは作家の視点でお読みになるのですか?

原田 どうして自分で思いつかなかったんだろう、なんて思いながら読むこともあります。作家同士ってみなさんが思っているよりも交流があって、お互いによく読んでいるんです。大先輩に「読んだよ」と声をかけていただいて、嬉しいけど恥ずかしくて青ざめることも。

上白石 わかります。憧れの先輩と共演させていただいて、「観ましたよ」なんて言われるともう、「すみません……」という気持ちに。(笑)

原田 上白石さんは、「演じる」「歌う」に加えて今回「書く」という表現をなさったわけですが、いかがでしたか。

上白石 歌やお芝居は、誰かが書いてくださった言葉にこちらから近づいていく感じがあるんですが、書く時は自分しかいない。自分の未熟さばかり目について、でもそこから逃げられなくて、つらい時もありました。もちろん、書くこと自体は楽しいのですが。原田さんは書くことがつらくなった時期はなかったのでしょうか。

原田 締め切り目前に何も思いつかない時はきついんですよ。ただ、「きっとなんとかなる」「必ず思いつく」と、どこかで自分を信じているところもあります。それでもっているのかもしれませんね。(笑)

上白石 信じることが大切なんですね。私は今回本を書かせていただいて、日本語ってこんなにきれいなのかと改めて気づきました。若者言葉も楽しいけれど、日本語の美しさを大切にしたいです。

原田 エッセイでも、負の言葉、人を傷つける言葉の氾濫について書かれていましたね。

上白石 だから、いい言葉をたくさん摂取したいです。負のパワーの言葉が見えなくなるくらい、美しい言葉で世界を埋め尽くせたらいいのにと思います。

原田 おもしろい小説やエッセイがたくさん生み出され、そしてそれを読むことで言葉の世界が少しずつでも豊かになっていったらいいですね。


優しい言葉。

萌音さんって、私と1歳しか変わらないのですが、
なんか同じ匂いがするんです。笑
どことなく、「昭和」の感じってしません?

私は昭和を生きていないけど、よく「昭和」っぽいと言われます。
だから、なんとなく同じ空気感を持っているような萌音さんのことは、
親近感が持てるんですよね。

あと、萌音さんの考え方とか、お淑やかさ、ほっこりとする優しさが、
私は大好きです。

今回エッセイ本を出されたということなので、
後日、本屋さんで探してみたいと思います。
萌音さん100%の優しい言葉で綴られた本を読んでみたい。

負のパワーの言葉が見えなくなるくらい、美しい言葉で世界を埋め尽くせたらいいのに。

素敵な考え方ですよね。
私もそういう優しい言葉、じんわりと温かい言葉で、文章を綴っていきたいなって思います。


おりょう☺︎

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