すべてのものには原因がある。果実は木から、種は土から求めなければならない。では、最も小さく、最も取るに足らないものをアッラーにに求め、それをアッラーに懇願するとはどういうことだろうか。 私たちは宇宙における原因と結果のように見えるものを見て最も高尚な原因は最も平凡な結果に対して力不足であることを知る。つまり、原因はベールに包まれたものであり、何か別の者が結果を生み出しているのである。 無数の生き物の中からほんの一例を挙げるなら、人間の頭の中にある、からし種ほどの小さな空間で
また全ての生きとし生けるものの手が届かず、自らの力の及ばない、生きるために必要な全てのもの、あるいは生命を維持するために必要不可欠なものを願う、生まれながらに備える自然な祈りや、アッラーしかすがるものがない状況での祈りに対して、最も慈悲深く、全てをお聞きになられ、寛大で、不可視なる御方はその手によって、彼らが必要とするものをすべて与えられる。そして、人間が己の意思によって行う祈りのうち、特に選良や預言者たちの祈りは通常とは異なり、６〜７割が受け入れられる。 あらゆる苦悶の声
人間は何千種類もの悲しみで嘆き、何千種類もの喜びで喜びを得るような生きる機械である。そして、全くの無力であるにもかかわらず、肉体的にも精神的にも無数の敵がおり、限りなく貧しいにもかかわらず、外面的にも内面的にも無数に必要とするものがあり、絶え間ない死と別れの苦しみを味わう哀れな生き物である。 しかし、信仰と崇拝によって、人間は栄光なる君主と結ばれ、すべての敵に対抗するための支援と、すべての必要を満たすための供給を得ることができる。誰もが自分の従う主君の名誉や地位に誇りを持つよ
我々の創造主は、24時間という人生の財産を毎日我々に与え、それによって我々は二つの人生に必要なすべてのものを手に入れることができる。 #お金について考える
もう一つの例は、大都市において何百万もの電灯が動き回ることである。その燃料と動力源は尽きることがない。その電気を管理しているのは、不思議な仕事をこなす職人であり、非常に優秀な電気技師であることは自明の理である。彼は電気を管理し、動くランプを作り、電源を設置し、燃料をもたらす驚くべき職人、並外れた才能のある電気技師の存在を自明のこととして知らしめ、人々から祝福と拍手を浴びせ、賞賛と共に彼に対する愛情へと導く。 それと同じように、この宇宙という都市における今生の宮殿の屋上に輝
また例えば、1000種類もの優れた食料が周囲から集められ、規則正しく整然と保管されている倉庫や店には、食料品の素晴らしい所有者や管理者、監督者がいることを、間違いなく知らしめているだろう。 同じように、最も慈悲深きアッラーの食料品店、あるいは至高なるアッラーの船とも呼べる地球は、1年で24,000年分地球の軌道を周回する。そして主の貯蔵庫には商品や設備、保存食が保管してあり、 食料を求める何十万もの種族を含み、冬に食糧が尽きた哀れな生物のために四季を旅する。そして大きな荷車
あなた方が学んでいるすべての学問は、それぞれ固有の言語で、絶えずアッラーについて語り、創造主を知らしめている。あなた方の教師に耳を傾けるのではなく、それらの学問へ耳を傾けなさい。 「例えば、設備の完全に整った薬局では、驚くほど正確な計量がされた、生気を与える混ぜ薬や治療薬がすべての瓶に入っている。同じように地球という球体の薬局では、40万種の動植物が、生きた混ぜ薬や治療薬として瓶の中に入っている。同じように、市場の薬局よりも大きく、完璧で、品揃えが良いという点では、あなたが
