見出し画像

SVが30代までにやっておくべきこと(前編)

今回のテーマは、「SVが30代までにやっておくべきこと」です。

はじめに

20代、30代、40代、50代と歳を重ねて、皆、ビジネスパーソンとしてのピリオドを迎える訳ですが、年金制度も受給年齢がだんだん引き上げられていくと、実は会社を定年退職しても、多くの人は、生活のために働かなくてはならない状況が出てくると予想しています。

十分な蓄えがある人は問題ないのですけどね ^^;

嘱託社員などの制度があれば、定年後にも一定の生活費を稼ぐことはできますが、現役の時と比べれば格段に収入は落ちます。また、若い会社であれば、居づらかったりもします。

そして、体力に自信のある方は、ガテン系の仕事で働いて高収入を得ることも可能ですが、高齢化により、病気がちになったり、体力も落ちてくるため、なかなか難しかったりします。

今回は、SVが30代までにやっておくべきことをまとめてお伝えしたいと思います。


誰にも負けないスキルを1つ決めて勉強を始める


まず1つ目は、「誰にも負けないスキルを一つ決めて勉強を始める」です。シフトの作成、マニュアル作成、モニタリング、クレーム対応など、30代までに誰にも負けないスキルを一つ見つけ、勉強を始めておくと良いです。

最初は、誰しもそんな高いスキルは持っていないので、自分が時間を忘れて取り組んでしまうものを見つけてみるのがポイントです。楽しんで取り組めるものでないと、長続きしませんし、途中で苦痛になってきます。

ちなみに、一つの分野を極めることができると、それに関連するスキルも同時に身に付いてくることが多いです。

私は、問題解決を極めようと決めて、やってきましたが、問題解決に関連するロジカルシンキングやタイムマネジメント、ファシリテーションなどのスキルも同時に身に付いたように思います。まずは、興味のあるものを一つ探して、決めてみることから始めてみましょう。

転勤や異動、出向の打診があったら、前向きにチャレンジしてみる

2つ目は、「転勤や異動、出向の打診があったら、前向きにチャレンジしてみる」です。

歳をとってからも、転勤などはできますが、結婚して子供ができたり、また家を購入したりすると、学校関係や子供の友達関係もあり、なかなか決断するのが難しくなるケースも多くなってきます。そのため、こういった経験は、若いうちにしておくと良いと思います。

また、グループ会社や子会社への出向をマイナスに捉えたりする方も多いですが、若いうちはまだ気にする必要はありません。

気にしなければならないことは、出向先で何を学び、何を身に付けるかです。

以前、私も出向していたことがありました。私の部下Kさんも一緒に出向になったのですが、Kさんは出向させられたことを左遷だと勝手に思い込んでしまい、とても落ち込んでしまったことがありました。

Kさんは、「出向先で働くために私は就職したのではない」と出向したばかりの時、ずっと愚痴をこぼしていました。

本社から出向している自分を認めることができなかったのです。そして、Kさんは、なんと本社に戻るため、異動願いを出しました。

Kさんは、運良く受け入れてくれる部署があり、異動できたのですが、新しい部署で待っていたのは、持っていたスキルが通用しないという現実でした。Kさんは、結局、残念ながら数ヶ月後に退職してしまいました。 


私の部署は、その後、会社の統廃合があり、結局、本社に戻ることになりました。

退職の日、Kさんが私の所に挨拶に来られ、「(そのまま仕事を続けていれば本社に戻れたので)そのまま居れば良かった」とKさんは、ボソッともらしていました。

確かに出向すれば、本社に戻れるかどうかは分かりませんが、会社の中の流れや業績によって、出向させられたりすることは、よくあることです。そして、出向先でしっかり仕事をしていれば、見てくれている人はいるものです。
高い成果を上げ続けていれば、本社に戻るチャンスも出てきます。

本社に戻れるかどうかをとても気にしたり、出向先でくよくよしているくらいなら、出向先でしっかり成果を出しておくことです。目の前の仕事を一生懸命にやるべきなのです。

センター内でプロジェクトがあれば率先してリーダーを引き受けてやってみる

3つ目は、「センター内でプロジェクトがあれば率先してリーダーを引き受けてやってみる」です。

センター内でキャンペーンや業務改善プロジェクトが結成されることがあります。その際、プロジェクトリーダーの募集があれば、率先して手を挙げると良いと思います。

小さなプロジェクトも動かせないのに、センター長やマネージャーの仕事は務まりません。たまたまポジションが空いて、自分がそのポストに就いてしまうケースもあったりしますが、高い成果をあげることは難しいですし、苦労するだけです。

プロジェクトリーダーに手を挙げるとなると、失敗したら嫌だなとか、失敗したら恥ずかしいと思って、手を挙げるのを躊躇してしまう方もいらっしゃいますが、もったいないです。

失敗も時には良い経験です。失敗から学ぶことも多いのです。だんだん歳を取るに従って、リスクを取らなくなりますので、若いうちに経験しておきましょう。

以上、30代までにやるべき6つのうち、今回は、3つを挙げてみました。

あなたは、いくつ実行できるだろうか。


【まとめ】

SVが30代までにやるべき6つのうちの3つは・・・

・誰にも負けないスキルを1つ決めて勉強を始める

・転勤や異動、出向の打診があったら、前向きにチャレンジしてみる

・センター内でプロジェクトがあれば率先してリーダーを引き受けてやってみる


寺下薫オフィシャルサイトはこちら:https://kaoru-terashita.amebaownd.com

宜しければ、サポート頂けたら嬉しいです。サポート頂いた費用は、SV研究会運営費に充てさせて頂く予定です。