見出し画像

新人さんに『気軽に質問してね!』と言っても質問してこない意外な理由

今回のテーマは、「新人さんに『気軽に質問してね!』と言っても質問してこない意外な理由」です。

あなたは、新人さんの研修を担当することはあるでしょうか?

新入社員でもいいですし、中途採用の新人さんでもOKです。一度は、教えた経験があるのではないでしょうか。

ある会社の新卒研修を見学していた時のこと。

新卒研修でも、トレーナーが「何か分からないことがあれば、いつでも質問してくださいね!」って言っているのを 後ろで聞いていましたが、誰も質問する新人などいませんでした。

よく、新人さんが入社してきて、実施する最初の導入研修の中で、トレーナーが、新人さんに 「何か質問があれば、いつでも質問してくださいね!」とニッコリ笑顔で言っても、質問されることはほとんどありません。

それは、なぜでしょうか?

それは・・・ 「分からないことが分からない」 からです。

新人のオペレータさんにとって、新たに入った会社は、まるで真っ暗な世界に放り込まれたようなもので、 右も左も分からないのです。

だから、質問してね!と親切心で言っても、気軽にトレーナーに質問することもできないのです。

実は・・・ 人は、分からないことを質問することはできないのです。

もっと言えば、質問ができるようになるには、ある程度、分かってないと質問できないということです。

なので、そのような状況下で、新人さんに仕事のやり方を教えて、「分からなかったら、 いつでも質問してくださいね!」って、つい言ってしまうのですが、言ってしまうこと自体が実はNGなのです。

それは、分からないことは、質問できないからです。

質問したくても、質問することが新人さんにとって、とても難しいし、苦痛です。

では、どうしたら良いでしょうか?

ここから先は

665字
このマガジンを購入すると、SVに必要な情報を得ることができ、30の記事を見ることができます。

コンタクトセンターのSVに必要な記事をまとめていきます。

宜しければ、サポート頂けたら嬉しいです。サポート頂いた費用は、SV研究会運営費に充てさせて頂く予定です。