新人さんに『気軽に質問してね!』と言っても質問してこない意外な理由
今回のテーマは、「新人さんに『気軽に質問してね!』と言っても質問してこない意外な理由」です。
あなたは、新人さんの研修を担当することはあるでしょうか?
新入社員でもいいですし、中途採用の新人さんでもOKです。一度は、教えた経験があるのではないでしょうか。
ある会社の新卒研修を見学していた時のこと。
新卒研修でも、トレーナーが「何か分からないことがあれば、いつでも質問してくださいね!」って言っているのを 後ろで聞いていましたが、誰も質問する新人などいませんでした。
よく、新人さんが入社してきて、実施する最初の導入研修の中で、トレーナーが、新人さんに 「何か質問があれば、いつでも質問してくださいね!」とニッコリ笑顔で言っても、質問されることはほとんどありません。
それは、なぜでしょうか?
それは・・・ 「分からないことが分からない」 からです。
新人のオペレータさんにとって、新たに入った会社は、まるで真っ暗な世界に放り込まれたようなもので、 右も左も分からないのです。
だから、質問してね!と親切心で言っても、気軽にトレーナーに質問することもできないのです。
実は・・・ 人は、分からないことを質問することはできないのです。
もっと言えば、質問ができるようになるには、ある程度、分かってないと質問できないということです。
なので、そのような状況下で、新人さんに仕事のやり方を教えて、「分からなかったら、 いつでも質問してくださいね!」って、つい言ってしまうのですが、言ってしまうこと自体が実はNGなのです。
それは、分からないことは、質問できないからです。
質問したくても、質問することが新人さんにとって、とても難しいし、苦痛です。
では、どうしたら良いでしょうか?
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