部下から信頼を得るポイント
コンタクトセンターの管理者であるSVをやっていた時、あるオペレータさんからこんなことを言われたことがあります。
「寺下さん、業務をやったことのない人に言われても説得力ないんですよね。一度、業務やってみたらどうですか?」
それは、新しい業務をオペレータさんにお願いして、その後、更に仕事をお願いしなければならない時に 言われた言葉でした。
確かにSVは、オペレータ業務を全て経験できるわけではありません。
SVは、そういう役割でもないですしね。
オペレータさんに私たちの業務を実際にやってみろと言われると、変なプライドが邪魔します。
・オペレータさんみたいにスムーズに応対できないのではないか。
・モニタリングでオペレータ指導している自分が一番できていないのではないか。
・実際にできなかったら、オペレータさんにバカにされるんじゃないか。
・クレームに発展させたら、どうしようとか。
色々考えてしまいます^^;
そして、ある一つの確信を持って、その後、仕事をすることにしました。
月日が経ち・・・ 私も転職した時、再度、オペレータから始めることにしました。面接でも、何度も聞かれました。
「これまで、大型センターのマネージャーなど数多くご経験されているのに、あなた、本当に電話取るの?」と。10回は、聞かれたと思います。
「はい、電話取ります。」
そう、笑顔で答えました。
電話対応もメール対応もしました。クレーム対応もやりました。
一オペレータとして対応することで、色々気付かされました。
やって、やっぱり難しいなと思いましたし、改めて、毎日やっているオペレータさんてすごいなと思いました。 SVやマネージャーのあるべき姿も今まで以上にはっきりと見えました。
そして、分かったんです。数年前にオペレータさんから言われた言葉の意味が。その時持った確信が間違っていなかったことを。
それは・・・
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