見出し画像

高校数学【確率分布・正規分布】 〈1〉 確率分布

 「数学B」分野のうち、【統計】分野について解説します。
新課程では必須の学習内容ですが、まだまだ高校での指導方法が確立していないんだよね。
 では、端的に、わかりやすく、解説していきましょう。
まずは、〈確率分布〉です。

〈確率分布〉 ターゲットになる事象とその確率の「表」

「確率分布」と名付けられてはいますが、「広がりのある分布」ではなくて、「表」のイメージで良いと思います。まずは、「表」を完成していきましょう。

[解法]
① 点数だったり、回数だったり、問題には、ターゲットになる値が必ず明記されています。その事象(値)の起こりうる場合を全て書き並べてみましょう。
② 表を描き、起こりうる場合①を上段に書きます。
③ 下段には、それぞれの確率を求めます。
④ このとき、一番単純で考えやすいもの求めやすいものから求めます。
対称性があることも多いので、無駄な計算を避けよう。
⑥ 確率の総和が、1になることを確認します。

[Method]
 分布をグラフにすると、富士山型のグラフ(確率分布曲線)に近づくので、そのイメージを持ちながら求めていきましょう。
 きっと、対称性、反復性があって、計算を助けてくれるよ。

確率分布(表)
X | X[1]| X[2]| X[3]| X[4]| X[5]|計 
P | P[1]| P[2]| P[3]| P[4]| P[5]| 1 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?