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【方程式】 〈1〉 方程式は3種類
数学では、2次方程式、円の方程式、ベクトル方程式など、様々な「方程式」が登場しますよね。しかし、実は、違う意味合いの3種類が混在しているのです!
高校数学のレベルで、きちんと整理・解説して、「そうだったのか!」「Methodを理解!」という領域まで到達します。
「式」は2種類
小学校の後半から文字を使って式を書いてきましたが、実は、いわゆる「式」と呼ぶものには、2種類があるのです。1つが、
〈例1〉
![](https://assets.st-note.com/img/1719005290880-vPUNl9tHHH.png?width=800)
〈例2〉
![](https://assets.st-note.com/img/1719302715418-H8g7MGoozE.png?width=800)
左辺に式が与えられ、その右側に=で繋ぎながら、展開したり、変形したり、因数分解したりして計算を進めていく形です。
特に決まった数学的名称があるわけではないようですが、「展開変形式」と名付けておきましょう。
分数式がわかりやすいので、例を示しましょう。
〈例3〉は「展開変形式」なので、通分するだけで、分母を払ってなくすことができない!
間違いの多いところなので、注意が必要ですね。
〈例4〉は、同じ左辺でも、右辺に0が付いた「方程式」です。
両辺に (x-1)(x+3)(x-3) をかけて、分母をなくすことができ、計算しやすいですよね。〈例3〉と比較しながら、計算方法の違いを区別し、理解してほしいです。
〈例3〉「展開変形式」
![](https://assets.st-note.com/img/1719302793189-Am3Ff9Vkju.png?width=800)
〈例4〉「方程式」
![](https://assets.st-note.com/img/1719303115705-tnYd4GOuVe.png)
[Method] 「式」は2種類
ⅰ) 左辺=……=……=……と変形していく「展開変形式」
ⅱ) 左辺=右辺 からはじまる等式「方程式」
「方程式」は3種類
高校数学の範囲で学習する方程式は、大きく分けて次の3種類です。
1⃣ 未知数を求める=解く(2次方程式、3次方程式など)
2⃣ 図形を表す(直線の方程式、円の方程式、ベクトル方程式など)
3⃣ 関数を求める(積分を含んだ式、微分方程式など)
1⃣ 不定数を求める=解く
一番一般的な形で、わからない文字(不定数) x の値を求めるのがこの種の方程式です。
〈例5〉
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![](https://assets.st-note.com/img/1719381970930-qZJZuozRUk.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1719382002849-53zBbSKVIF.png)
2⃣ 図形を表す=「図形の方程式」
x、y が含また等式で、その等式を満たす点(x、y)の集合が、xy軸平面上のある図形上に存在する。
その図形の形状によって、「円の方程式」「直線の方程式」などと呼んでいる。
〈例6〉
![](https://assets.st-note.com/img/1719493420601-T7ButC8zh0.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1719493442991-qBzDMFg9zn.png)
3⃣ 関数を求める
このMethodは、あまり知られていませんが、陥りやすい “つまずき” の一つかもしれません。
高校の範囲ではありませんが「関数方程式」という用語もあるほど、関数を求めるという問題は、奥が深いようです。
〈例7〉
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〈例8〉
![](https://assets.st-note.com/img/1719494079316-4MjiJI2PpA.png)
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