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特養に入所中の祖母に会ってきた

皆様、おはようございます。
私の父は今年年男の72歳、そして母親は63歳です。
母親は21歳の時に30歳の父親と結婚、何度も「ダマされた」といっています。
そんな母親の母親、私の祖母は84歳、私の祖母も19歳で結婚したらしいですね。
母方の祖母、私が小学生の頃、よく母親と一緒に遊びに行きました。
田舎なので畑で野菜を採ったり、庭でドッジボールをしたり、ひたすら走りまくったり、楽しい思い出がいっぱいです。

そんな元気だった祖母が去年秋ごろ脳梗塞で倒れ入院になりました。
病院へお見舞いに行きたかったのですが面会制限があり、行けず。
母親からの話によると、祖母は左半身が不自由になり、認知症症状が出始めているとのこと。
そのため在宅介護は難しく特養へ入所が年末に決まった。

一昨日の日曜日、初めて面会に行くことに。
子供たちと一緒にまず実家へ。
母親を車に乗せ30分、特養に到着。
皆さんご存知だと思いますが、私、仕事柄、いろんな施設を見ています。
でも親族が入居している施設に行くのは人生初‥いやそういえば15年くらい前に父方の祖母が老人保健施設に入居した時にチラッといったことがあるなあ、とはいえ久しぶりだなあ。

コロナ禍で施設の面会も自由にできるわけではない。
相談室で隔離しながら面談を行ったり、玄関の扉越しで行ったり、ずいぶん緩和されてきたとはいえ各施設工夫しながら行っている。
この特養は入口の扉越し面会。
入口に椅子を準備してくださるたぶん相談員的な女性。
しばらく椅子に座って待つ。
車いすを押された祖母がスタッフと一緒に手を振りながら現れた。
祖母は私の顔を見るなり、私の名前を呼び、泣き出した。
母親からは
「ひょっとしたらあなたのこと分からないかもしれない」
と言われていたので非常に嬉しい。
母親は2人兄妹の妹、お兄さんがいるが結婚が母親の方が早かったので祖母にとって私が初孫にあたる。
母親からは
「初孫はやっぱり一番可愛いものだよ」
と言われてきたので、私の子供が産まれてからも私と子供達2人と祖母と4人でカッパ寿司に行ったりしたなあ、懐かしい。

そんなことを思い出しながら玄関の扉越しに会話をする。
母親と祖母が昔話をしているのを聞いている。
祖母の話で出てくるのは祖母が若かったころの話が多い。
19歳で結婚して姑にいじめられて死のうと思うくらい大変だった話、
そのころ仲良かった親戚の人の話、
祖母の兄弟とアユを食べに行った話、
どの話も始めて聞く話ばかり。
母親は多少聞いたことがある話らしい。
やっぱり昔のことが思い出されるんだなあと自分の祖母で改めて実感。

子供達2人も連れてきたものの車の中で寝ていたので私と母親で面会していたが、少し時間が長くなったので一度車に戻る。
すると2人とも起きたので2人も連れて再び施設へ。
息子を抱き、娘と手をつなぎながら入る。
「おーいかずまくん(息子)」
と手を振る祖母。
えっ、ひ孫の名前覚えているの?
娘の名前は出てこなかったものの息子の名前が出てきたのは衝撃。
息子はあまり祖母の事は覚えていないようだが帰りがけ
「また来るね」
と孫からの言葉。
涙ぐむ祖母。

「また来るね」言葉だけではなく、2ヶ月に1回は行こう。
後悔しないためにも。

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