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劇場型居酒屋はどうやって教育しているのだろう?【前編】

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
昨日はイケメン理学療法士との食事会。
2人飲みをする際は交互にお店の予約を取るのが通例。
今回は私の番。
食べログ検索をしランキング上位から中心に予約をするミーハーな私。

いつもとはちょっと違う店にしたいなあと思った私。
検索を別の駅へ変えてみる。
ランキングを上から眺めていくと1件気になる居酒屋が。
カウンター中心の座席で炉端焼きが美味しい、というコンセプト。
おお、なかなか良さそうじゃん。
画面をスクロールし予約日時を確認。
ほとんどのお店は当日の予約欄にはTELもしくは×、その後の日程はほとんど〇、たまに金曜、土曜あたりが×になっていることが多い。
しかし、そのお店、平日ですらほとんど空いていない。
たまたま昨日2名空いていたっぽい。
「残り1名ですよ!」「今日限りの限定ですよ!」
こういう言葉にめっぽう弱い私。
すぐに予約。

さて当日。
先に私が着いた。
カウンターに案内される。
おお、なかなかライブ感があっていい席だね。
席には「いらっしゃいませシミズ様」とメッセージが置いてある。

イケメンも到着。
まずは生ビールで乾杯。
「まずは煮物になります。この煮物、うちの社長の手作りなんですよ。社長はなぜか煮物だけは拘りがあるらしく自分で作るんです」
へー、そうなんだ。社長自らね…ってなかなか最初から距離つめてくるねこの店員さん。まだ若手の男の子だと思う。

「こちらポテトサラダになります、ここで仕上げていきますね」
器にジャガイモやタマゴ、明太子などが入ったものをおき、その場でさっきの店員さんが仕上げていく。
「美味しそうですね」
「美味しそうじゃなくて美味しいです」
ちょっと彼との距離が縮まってきた。

カウンター越しに体格の良い女性店員が刺身を持ってきた。
「こちら北海道産のマスと‥そして最後のこちら、通常はマグロの赤身をお出ししているんですけど、今日はお客様へ感謝ということで赤字覚悟で特別中トロにしました。楽しんでお召し上がりください!」
「それはそれはありがとうございます」
乗せられている、この店のペースに乗せられている。

「すみません、ワサビってありませんか?」
刺身の盛り合わせは非常に美味しいのだがワサビがついていなかった。
「申し訳ございませんでした、ワサビを忘れておりました。新人に裏で1時間説教しておきますんで許してください笑」
「いやいや、新人さん許してあげて。本当に赤字覚悟の刺身の盛り合わせ美味しいよ」
「本当ですか?カウンター様から刺身美味しいいただきましたー」
すると店内から
「ありがとうございます!」
とすべての店員が一斉に私にお礼を言う。
こちらが恥ずかしい。

さあさあ、だんだんこのお店のペースに巻き込まれてきたぞー!という話だがイケメン社長と私、この店面白かったよね、良かったねという話で終わらない。
明日の記事に続きを書きますね。

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