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ミャンマー出張記⑤

前回からの続き。前回の記事はこちら↓

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ミャンマーには12月1日に出発し、12月5日の朝に日本に帰って来たので3泊4日+機内泊1泊という日程。
ミャンマー出張記④の焼肉は12月2日の夜の出来事。
このまま書くと⑩くらいまで行きそうなペースじゃないかしみず、今年の記事ミャンマーで終わるぞ、という熱いしみずnoteファンの方、安心してください。今日の記事で終わります。

12月3日、この日は日曜日という事もあり視察は無く、午前中はミャンマーの寺院、午後は市場を見学。
前日までは視察とは違い、いわゆるミャンマーのリアルを見に行く。

市場ではよくテレビやyoutubeで見る光景。道の両脇で野菜や果物を売っている人たち。

炎天下のミャンマー、直射日光の元、机の上に並べられている生の鶏肉や魚。
群がる人とハエ。

少し奥ばった暗い路地に入る。

「ジャパニーズが入って来たぜ」的な英語かミャンマー語が分からないがそう言ってそうな空気がプンプン。

肩から掛けたカバンを握りしめ恐る恐る歩いている私。



「ガブッ」


その時、後ろからカバンを掴まれた。
反射的にカバンをさらに強く持ち身体をひねり振り返る。


「しみずさん、ビビりすぎ」
犯人は同行していた社長だった。
この方はバックパッカーなど海外経験豊富。

「ビビりながら歩いているからカバン取られるんだよ笑」

ビビるだろ、たぶん半径300mくらいに1000人くらいいるけど、日本人我々4人しかいないぜ?
暗い建物、机の上に豚の頭と魚のぶつ切りと、その台の並びになぜかタトゥー入った男性が寝ているというカオスな空間。
私がビビり過ぎだとしてもこんな反応になるぜ。

そんなミャンマーのカオスな空間ではしゃぐ日本人。
本当に我々は恵まれているんだなと思う。

いきなり帰りの空港の話に飛ぶ。
何やらミャンマーの若者の周りに人が集まっている。
「日本に行く子だね、あの子は」
そうか、今から日本で働きに行く、まさにその場面だった。

若者の周りにはミャンマー的なオシャレをした人がたくさん。
そうか、親戚一同で見送りに来ているんだ。

「日本とミャンマー、物価は5倍、しかし給料は10倍、日本への渡航費用を親戚一同から集めて働きに出る子が多い」

そうか、親戚一同の期待を込めて送り出されているのか。

屈託のない笑顔の若者、周りの大人たちも笑顔だ。

そう、このミャンマーで感じたのは皆笑顔なのだ
ホテルのフロント、日本語学校の生徒、市場で魚売っている人、道端でお金をせがむ小学生の女の子。

しかし、笑顔であるが笑っていない、皆笑顔でいようという気構えからそのような表情をしているが、心の底から笑ってはいない、そんな感じがする人が多いように感じた。

政治的に難しい局面かもしれないが本当に人がいい国だとも感じた。
日本人と比べ「擦れていない」、という感じ。
皆、年齢の割に幼いのだ。
純粋な子供のような心を国民皆がまだ忘れていないのではないか。

そんなミャンマーでの貴重な4日間。
1年に1回は海外のリアルを体験しに行こうと誓う。



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