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中小中堅スーパーマーケットの生き残りのキーは「とことん考え、実践すること」

地方の中小・中堅スーパーマーケットの支援をライフワークにしている水元先生の新春セミナーに縁あって参加させてもらいました。

別件があり、目黒から新横浜に最後の水元先生の講演にぎりぎり到着。50名ほど詰めかけた会場には超大手の小売業経営者から地方の中小スーパー経営者まで多士済々。有料セミナーなので、あまりネタバレはしてはいけないのですし、一部アジェンダのみ下記に。

 ①食のSPA化
 ②人時売上高へのマネジメントシフト
 ③見えざる資産の活用
 ④大手と比べてどこで勝つか、尖るか
 ⑤店舗の最適化
 ⑥日本の流通業界は100年に1度の大変革期

懇親会にも参加して何社かのスーパーの経営者や、水元先生とも隣席だったので、色々意見交換をしました。少子高齢化、デジタル化、アマゾンエフェクトという時代の潮流、そして大手の合従連衡というトレンドの中、地方(東京ローカルも含む)の中小中堅スーパーマーケットの生き残りは今年が正念場だということをひしひしと感じました。

その中で「とことん考え、知恵を絞り、勉強をして、どんどん新しいことを取り入れ、実践する経営者」と「そうでない経営者」の差が広がっているといるのではないでしょうか。コスト低減でいえば、ある岡山のスーパーでは、売上の1.5%以上を占めるエネルギー費用最適化のために、地元企業とともに電力小売会社を立ち上げました。また収益増では、「食のインフラ」としての集客力を生かして、自動販売機等のベンダーとの条件見直しにより年間数千万円の純利益を創出したスーパーもあります。商品では、地元のメーカーと組んだチームマーチャンダイジングによりPBを開発し、大手チェーンが絶対にまねできない売上を出しているところもあります。

「人材がいない」「労働集約型の典型業種なので、ITは活用のしようがない」「スケールメリットがないので、PB開発などできるわけがない」というスーパーも多いのですが、上記の事例は全て1店舗~20店舗の会社の事例なのです。自戒を込めて思いますが、できない理由を並べる前に、「どうすればできるか」をとことん考え、知恵を絞り、実践し続ける会社だけが生き残るのではないでしょうか。





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