プーチンとガッチリスクラムを組んだMBS

プーチン大統領が中東訪問をスタートした。大歓迎の首長国連邦に到着した後サウジアラビアでMBS(ムハンマド・ビン・サルマン皇太子)と石油、ガザ、ウクライナについての協議に入った。

モスクワを孤立させんとするワシントンを中心とする西側諸国。しかし、ワシントンの意に反して、中東、アフリカ、ラテンアメリカ、アジアの100以上の国々はモスクワを中心に新しい世界秩序を着々と構築している。孤立の危機にあるのは、むしろワシントンではないだろうか。精神が腐った欲と欲の結びつきは金の切れ目が縁の切れ目であろう。中東諸国、グローバルサウスの指導者たちは金よりも精神と精神の結びつきを優先したようだ。

北米は腐っていてもユーラシアは健全だった。

MBSの排斥に失敗し、ロシア謀略に失敗したワシントンの衰退は、もはや誰の目にもハッキリわかるようになった。

若いアラブの獅子MBS(38)と老練な北の獅子プーチン(71)が互いの自国経済の生命線である原油価格を維持するべくガッチリスクラムを組んだ。

イスラエルのパレスチナ攻撃をワシントンによる中東政策の失敗とするロシアはアラブ同盟国やイラン、パレスチナとの協力関係強化に努めている。

世界の潮流が大きく変化している中で、沈みゆく泥船の上でいつまで胡坐をかくつもりなんだ?

【参考動画】プーチン大統領サウジアラビア訪問 
https://www.youtube.com/watch?v=VznbB97QEJo&t=10s


MKC情報室