違和感だらけの住宅ローンの話ーコンサルの日常

世の中に出回っている、賃貸、持ち家論争は

全て各論の一部だけで、参照すれど鵜呑みのするな。

住宅ローンは年収の◯◯%なんぞ、考え方がイケていない。

どうもお疲れ様です。常に疑ってかかるコンサルです。唐突な出だしです。

たまに、持ち家か賃貸か、話に上がることがありますが、一般的な賃貸と持ち家の論争は、違和感しかありません。

まずもって、生活を、お金だけで語るのは不毛としか言えないからです。

例えば、あなたの家系は、今後100世代続くとしましょう。100世代ずっと賃貸だった場合と、持ち家だった場合で、どう受け取り方が変わりますか?

買ったほうが99世代とりあえず住む場所あるんじゃないか、と考えますか?
99世代自由に自律的に人生送るべきと考えますか?

自身の健康の一つである自律神経は、安心感に大きく左右されます。隣人トラブルなどあったときにすぐに住み替えられる賃貸に安心を感じますか?いずれ資産になる持ち家に安心を感じますか?

長くよく使う人ですか?常に新しい環境が好きですか?

おカネも大事ですが、家族への考え方、自身の健康、こだわり、自分の人生観を総括して考えるものだと思います。100世代の例など超極論で現実味がないですが、理にかなった考え方であれば極論でも筋が通ります。コンサルでよく使う思考法です。

住宅ローンも、手取りの何割であるべき、など、一般指標はありますが、鵜呑みにするのはナンセンスです。
手取り10億あって、50%をローンに回したら、多すぎですか?5億あれば生活できますよね。
先に考えるべきは必要な支出と蓄えであって、ローンを先に考えることがそもそものアプローチとしてイケていないと、思います。

10億なんて例は極端ですね。ここで言いたいのは、手取り2割3割議論は必ずしも正しくないということです。

必要な支出は将来のキャッシュフローを作らないと出てきません。将来のキャッシュフローなんて考えられない、と言うならば、FPに相談すれば作ってくれます。

将来なんてわからないという人。そのとおりです。計画通りにいくわけありません。しかしながら、計画がなければ、想定外の出来事にも対応できません。普段の仕事と同じです。

今はユーチューブなどで色々と再生数を稼ぐために万人受けするコンテンツが多いですが、だからこそ、疑ってかかる=自分の腹の底にある考えを掘り出すことは、意識したいです。

ちなみに私は持ち家です。
会計士的に、損益計算書ではなくバランスシートに資金を回したいなと思ったからです。
借金は資産でもあり、将来価値をもたらしてくれるもんです。

30年、35年、銀行へ借金を返済し続ける

という言葉は

30年、35年、銀行は、あなたが今と同等の経済力を持ち、相応の価値を享受し続けるべきである

ということでしょう。

修繕費はもちろん発生しますけどね。ウォーレン・バフェットも、マイホームは最高の投資であるといってますからね。まぁカネの話に帰結させるつもりはないですが。

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