施設のこどもたち

虐待などわけあって親と離れて暮らす施設に時々ですが行ったりして子供たちに話をしたり話相手になったりしています。

このような活動をはじめた切欠は、私自身がかなりキツイ家庭で育ったこともあり、そういう意識になると集まる仲間はやはりそういうタイプの友達ばかり、そんな中で育ち、まともな事や道筋が分からないまま社会人として歩んだのです。

語彙力なんてないし、少しずつ社会で出会った大人の先輩から、叱られつつ教わってきました。

20代に営業職に就いたときに人生が変わったわけですが、給料も大きくなり役職が付き、すると自分で少しずつですがきちんとした大人に合わせようとし始めたんです。

独立してからは取引先では社長が相手ですし、自分も追いつくように学びましたし、本当にたくさんの社長や取締役、役人に出会い、私自身も少しずつ成長させていただいたという感じです。

そして、今現在なのですが、振り返ると、「あーこんなことを子供の時に周りの大人が教えてくれていたらな」など、振り返ると本当に遠回りしてきた人生だったと思うわけです。

だから、施設に出向くということを通して、自分の過去の穴を埋めたかったのでしょう。

施設には目が曇っている子がたくさんいます。いくら言っても聞かない子もいるのですが、「放置して」いるのと「一応はきちんと伝え」たのでは違うと思うのです。

特に施設の場合、親自体が大人としてできていないケースが多く、その親を見てそれが普通として育てば、常識ということすら分からない、良し悪しが何だか理解できないわけです。だからこそ「教育」や「伝える」ことが大切だと思っているのです。

将来に「希望」がない、普通が分からない子供が大人になったら、どうだろうか?

犯罪、問題、を起こすのは見えています。だって、分かってないのだから。。

事実、私の子供の頃の友達は、もう疎遠になりましたが、 「そこに物が置いてあったから 拾った」という感覚で、一緒に歩くだけで サングラスを身に着けていなかったのに いつの間にか身に着けていたり、 カバンを持っていなかったのに いつの間にか持っている。バイクの鍵にマイナスドライバーを突っ込んで、「走った」という程度。

悪気はないわけなんです。咎められたら「見つかった」「うるせーな」程度のもの。

少年院に入って、出所して保護観察がつけば、「それは男の証」のようにふれ回る。 

価値観、常識が違うんです。そこの家庭も 今はここでは詳しく書きたくないので割愛しますが・・

結局、そいつは全身に入れ墨入れて、組に入りました。 2年2組とかそういうものではなく、社会から避けられるほうです。

それも、そいつの家の 父親が時々 お金を求めて帰って来ては、家に居る時は 「任侠」系のビデオなどを鑑賞しているわけです。そんな常識が違うところに育った彼は、もう私は縁を切るしかなかったわけです。

本当は、そいつも そーいう人達が悪い。っていうわけではないと思うのです。

全てがすべてではないと思いますが、環境、 要するに「教え」 だと思うのです。

だから、私が遠回りした人生の中で身をもって知っていることを「伝える」それが私の一つの役割だと思ってやっています。

ここ数年伝えているのは、「タダで勉強はできる。図書館とかさ。スマホとかタブレット持てば、Wi-Fiもフリーなところはたくさんあるし、図書館でもサービスやっているし、 法律の勉強をして 世の中や親を見返してやれ」

のようなことを伝えています。

なぜ「法律か?」というと、そこには「していいこと」「人が嫌がること」が判例としてだったり、法規で事実の話が載っているからです。

法律は、私は道徳だとも思っています。

一つ一つ、「良し悪し」を教えてやるには、一緒に暮らさないとたぶん難しいと思うわけです。

それは「ダメ」だから、と教えて 「はいそうですか」とすぐに正せるか?というと、普通の大人でも難しいはずです。

例えば、喫煙も ダイエットも、 お金が欲しいのに続かないも、 自分が持ち合わせていないから借金して無計画に実現する などなど、、言っていればキリがないですが、、 たいていの人はそんな簡単に「これはいけないから」って、習慣をホイホイと変えるのは難しいと思います。

家庭環境が他者とは大きく違う子たちもそうなんです。

だから、宅建とか行政書士とか司法書士とか、私がカバーできる範囲をすすめています。

「法律家ってなれば 強いぞー」とか「法律資格もてばお金に困らんぞー」とか、うまくハッパをかけたりして、とりあえず興味を持たせてみるんです。

「お金に困る大人 より お金に困らない大人」

「仕事を求めて断られる大人 より ぜひ来てくださいと言われる大人」

「なんだこいつと思われる大人 より かっこいいなと思われる大人」

他にもですが、うまくイメージさせて話しするわけです。

そして、まず「民法典」から 身近で理解しやすいことから。

「こんなんしたら 捕まるんだってー」とか言いながら、「良し悪し」していいこと やったら「捕まる」ことを 伝える。

過去問が一つ解けたら 「すごいぞー それが常識なんだけど、大人でも合格できない 本当は難関ってやつなんだぞー」

とか言って褒める。

すると、少しずつ興味をもって自発的にすすめてゆく。

法律弁えて、「悪い」ことはしないよね。そう信じて。


何を書いているのかよく分からなくなってきました。

とりあえず ここまで。 いまから学校から帰ってきた子供と、下の子を連れて外に遊びにっ!

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