不良少年たちが溜まっていたら
夜間に一人シフトをしている時に、不良少年がたちが駐車場に溜っていたら、とてもストレスになります。
一人シフトを断念するか、手当を付けることになって人件費が増えるか、いずれにしても大きなコストになります。
常態化しているようなら、オーナーか店長が行って対応しなければなりません。
その時のポイントは、なるべく丁寧に手短に、形だけでいいので、お願いする、ということです。
「申し訳ありあません。駐車場で溜まるのはご遠慮ください……」
などと言って、さっとフェイドアウトして、店内に戻るので十分です。
それだけで、15分くらいすると帰ってくれる場合も多いです。
下手に威圧的な態度で言うと、引くに引けなくなって、逆に長居されることになります。
「分かった分かった。これ食ったら帰ってやるから、さっさと引っ込め!」
などと、多少は捨て台詞を言うかもしれませんが、帰ってもらったら勝ちくらいに思って、我慢してください。
リーダー格の人のプライドがある程度守られる状況でないと、帰るに帰れないのです。
下手にプライドを傷つけると、(やむを得ず?)ラーメンをぶちまけたり、落書きしたりといった、報復攻撃をしかねません。
少なくとも15分くらいは、そっと見守る方が良いでしょう。
15分くらい防犯カメラで様子を見ても帰らないようなら、警察に相談します。
110番をして、
「コンビニの○○○○□□店なのですが、未成年が溜まって騒いでいて、注意しても帰らないので困っています」
と言った感じで伝えると、パトカーで数人でやって来て声かけしてくれると思います。
110番する時に、ただ「溜まっているので注意して欲しい」と頼んでも、警察は動いてくれません。
なんの違法性も無いからです。
「注意するのは、あなたたちの仕事でしょう」とさとされるだけです。
ここで、「申し訳ありあません。駐車場で溜まるのはご遠慮ください……」と形だけ言ったのが効いてきます。
お店の管理権限に基ずいて溜まらないように注意したにも関わらず、立ち去らない。つまり、不退去罪にあたるとして、警察も動いてくれやすくなるのです。
さらに、「条例の外出禁止時間に未成年だけで来ている」「違法改造しているバイクに乗っている」「未成年がタバコを吸っている」など、違法性のあることがあるのあら、合わせて伝えると効果的です。
(そのタバコが当店で売ったものだったら、逆に大変なことになるので、念のため売っていないか確認してください)
繰り返しになりますが、あくまでも警察が動くのは、違法性がある場合のみです。
無理にタバコを買おうとしたら「強要罪」、店内で大きな声を出したら「威力業務妨害罪」、脅されたら「脅迫罪(きょうはくざい)」、バカなどと言われてたら「侮辱罪」など、Googleで調べて、ざっくりとした知識を持っておくと、役立つことが多いです。
あと、もう一つ。
警察が来てくれた時に、感情的に話してはいけません。
こちらが興奮して話していると、「もめている、喧嘩をしている」と判断されて、「間に入って、双方の話を聞いてあげて、落ち着かせる」という方向で対応されます。
あくまでも、被害者として、困って相談しているという立場を忘れないでください。
今後のためにも、
「ありがとうございます。ずっと困っていたので助かりました。」
といった、感謝の言葉を忘れないようにしましょう。
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