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私にとっての仕事は「いつもリデザインを面白がる」ってこと

私が10年以上旅行業を本業にする理由

私は、10年以上旅行業を本業の仕事にしている。
それはなぜかと聞かれたら、今までなら

「旅行が好きだから」
「会社仕事より自由を感じられるから」
「人とコミュニケーションを取ることが得意だから」

そんな風に答えていた。
でも、投稿コンテスト「#この仕事を選んだわけ」をキッカケに、あらためて私がこの仕事を続けている理由を考えてみた。

仕事に求める思いを深掘りしてみた

高校生の時から接客業に勤しむ学生だった私。
下校して速攻アルバイト先に直行して、思う存分、お客様との会話を楽しんでいた日々。そのうちに1つの仕事では飽き足らず、他ジャンルのアルバイトも欲張って精を出しまくっていた。忙しければ忙しいほど仕事を面白がってランナーズハイ状態だった。

人と交流することの難しさを学びつつ、喜怒哀楽しながら、益々のめり込んでいった。だから行き着いた先は、一日人と関わる仕事にどっぷり浸かりたくてツアーコンダクターになった。

毎日同じ時間に同じ電車に乗り、自分のデスクで定時までパソコンを操作し、同じ顔触れの同僚としか話をしないような会社員は、とうてい私には似合わないし続かないと感じていたからという理由もあると思う。同じ景色しか見えない、たくさんの人と話ができない世界は、閉鎖的で、自分の可能性を見出せない感じさえした。

とはいえ、旅行会社で立てた旅行の行程プランに沿って進めていかなければならないツアーは、旅行業法や約款とともに、一定の条件を守って接客が必要となる。でも逆を言えば、それらの条件を踏まえればアレンジは自由だ。

あくまでも結果として「お客様に喜んでもらえる」接客ができればツアーとしては無問題(モウマンタイ)なので、満足度を倍増するためのスパイスはツアコンの力量次第だ。ツアー行程通りに、決められたことをロボットのように話すだけでは全く面白味がない。接客業は、マニュアルにない私の個性や経験から生まれるアレンジが加えられることが最大の魅力!

つまり、それはきっと

「自分でリデザインができるから」

仕事をリデザインするという考え方

大学時代に学んだ”プロダクトデザイン(商業製品デザイン)”。商品に対する課題や顧客が求めるニーズを分析し、さらに使いやすく、遊び心がある形状を追求してカタチにしていくデザイン。一方リデザインは、一度製品として完成したモノをさらに最適化するために再設計すること。どちらも目的に適うアイディアの具現化であり、それらの試行錯誤であることに変わりはない。

接客業という場で「いかに人へ快適で楽しい時間を提供できるか」という目的に対し、本来あるデザイン(一般的なツアー形式)にプラスアルファしてリデザインすることで、私にしか提供できないオリジナルツアーが出来上がる。それを仕事ととして働き、お金を稼いでいるのだから、こんなに楽しいリデザインはない。ある意味でリデザインは私の自己表現に過ぎないのかもしれない。

ツアコン業以降も、私は約10年間、さまざまな方向から旅行業をサポートする仕事を今も続けている。そこにはいつも旅行スタイルを多方面からリデザインを面白がっている私がいる。だから39歳になった今もなお、旅行業に心惹かれ、夢中になっているのだと思う。

ちなみに現在は、株式会社旅する温泉道場で旅行のみならず、企業やエンタテインメントのあり方、地域観光のリデザインと幅広く携わることを面白がっている。

副業として、「アイデアコンサルタント」としての仕事も開始した。
固定概念にとらわれないアイデアをアウトプット発信したり、ときに個人や中小企業向けに”発想力を鍛えるコツ”をレクチャーやコンサルティングしながら、この仕事でもまた、他ジャンルの分野に対して、アイデアのリデザインを行っている。もはやリデザイン自体を仕事にしている感覚かもしれない。

私にしかできない仕事

独自に”発想力を鍛える”をこれまで1000時間以上研究し、かつマルチ・ポテンシャライト(1つのことだけに集中しないで、多方面に好奇心を持って、複数の分野を渡り歩く人)の特性を持ち合わせる私にとっては、アイデアをリデザインする仕事は、まさにうってつけな職種。

なぜなら仕事依頼があればあるほど、他ジャンルの経験を積むことができ、自らの引き出しもどんどん増えていき、リデザインするチカラが益々上がっていくという好循環が成り立つから。ぜひアイデアコンサルタントの仕事を依頼していただき、私を成長させてくださいw

「いかに個性を活かして人生を生きるか」

これが私の人生スローガンであり、仕事に対しての考え方。
ライフスタイルも仕事も、周囲の社会環境や人の流れに歩調を合わせる必要なんてないと思う。

こんなことを言うと、「協調性がない」と反発が出そうだけれど、”協調性”と”個性を活かして生きる”ことは、ポイントがまったく違う。

”協調性”とは、自分と異なる意見や考え方を持つ人たちと協力しながら、同じ目標の達成に向けて行動できる能力のこと。

個性を活かすことは、けっして”わがまま”ではない。自分が自分らしく生きる権利は平等にあって、ありのままの自分のを最大限に発揮することを邪魔する権利は誰にもないのです。

だから私は、いま私にしかできない仕事をしたい!
それが「この仕事を選んだわけ」なのかなと思う。

あなたのサポートをいただけたら、今後活動の幅が広がるきっかけになります。期待を込めてのご支援が一番の励みです!