見出し画像

【詩】一音と半音の往復

互いの視線
接点の中で
一文字づつ
想いを組み立てる
「あなたは今しあわせですか」
あの日から随分経ちました

希望することは象徴を抱いて死ぬこと

貴方を思う私の気持ちというものに
耐えられない
あなたに合わせて嘘を重ねた
私は子供で貴方の否定に慣れていない
SEXしないで朝まで話して
スープは一口づつ口に含んで
私の中に喜びを要求しないで
空白の金曜日

捕食の円環
食べ飽きたあなたの吐息
全てのわたしの嘘に花が咲いた
世界に広がる林檎の影に
無意味な希望を重ね続ける
あなたがキラい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?