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最近聴いているアルバム2021.01


最近聴いているアルバムを備忘録として、簡単なメモと共に記録しておきたいと思う。数年後に「この時はこんなん聴いてたなあ」なんて自分で振り返ったら面白いかなと思って。

新譜は個別にレビューすることが多いので、ここは旧譜メインのコーナーにしたい。


Rhye - Blood (2018)

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新作『Home』がもうすぐ出るので、またこれを聴いている。心がほぐされる温かみと優しさを持っているがそれだけじゃない。愛する者のために血を流す覚悟はあるか、愛する者を傷つける覚悟はあるのか、そう切々と問いかける歌詞および歌唱が素晴らしい。愛は「重さ」なんだ。そのコンセプトに基づく11の血滾る傑作曲集。音質も非常に良い。一つのレコーディング作品としても出色の傑作。


Alt-J - An Awesome Wave (2012)

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鮮烈なオーガニックの香気と、繊細な歌心、強烈なシンセにダブステップのビート。それらが絶妙なバランス感覚で混ざり合っていく。どんどんひねくれていった今の彼らには無い、何物にも代えがたい唯一無二の無垢な焦燥が胸を打つ名作。


Inc. - No World (2013)

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寒々しい都会の裏路地を息を白めながら歩く。水溜りに映るのは星ではなく明滅する街灯。そこに聴こえてくる"Careful"。優れたポップミュージックは、一瞬を永遠にする。生活がドラマになる。この音楽はまさにそれ。


Inc. No World - As Light As Light (2016)

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めまぐるしく変わる世界情勢。根深い分断思考とそれへの反発がせめぎ合ってるらしい。ふーんそうなんだ。僕は僕の世界に生きてるから関係ないけどね。そんなポップミュージックがあっても良い。ポリコレに過度に毒された音楽は音楽の皮を被ったプロパガンダ(広告)に過ぎない。早く新作を出してくれ〜。


Yussef Kamaal - Black Focus (2016)

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UKジャズの先鞭を付けたアルバムとして評価が高いが、当のWu Henはこれっぽっちもそう思ってないどころか、俺の音楽はジャズじゃない、ジャズは何十年前に終わった音楽だ、と言い放つ始末。キャラ立ってるな〜。"Remembrance"の中盤でYussefが荒れ狂いながら「ゥアァ〜!」と叫ぶ所と、"Lowrider"のMansur Brown劇場が聴きどころ。



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