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プロフェッショナルズ・オーケストラ第9回定期演奏会(2019/9/22)

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『プロフェッショナルズ・オーケストラ第9回定期演奏会』に伺いました。(2019/9/22@高津市民館)

川崎を拠点に活動している「モーツァルトの音楽をたのしむ会」主催のコンサートで、今回はロッシーニが12歳の時に作曲をした弦楽のためのソナタ第1番、グノーのアヴェ・マリア、そして合唱を伴うモーツァルトの戴冠ミサでした。プロフェッショナルズ・オーケストラは作曲家で指揮者の末永隆一さんの下、2010年に発足したプロ奏者による団体です。

ロッシーニの弦楽のためのソナタはヴィオラを除く弦楽4部による編成です。指揮者の末永さんはヴァイオリンを対抗に配置し、音楽の掛け合いを立体的に響かせました。ロッシーニが仲間で愉しむために作曲したという言い伝えが体現されたよな素敵な演奏でした。グノーのアヴェ・マリアはJ.Sバッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻「前奏曲とフーガ」第1番を伴奏にラテン語の聖句「アヴェ・マリア」を歌詞にして完成された曲です。ソプラノの大隅智佳子さんが独唱を務め、清澄な空気をホールに満たし、感動の演奏でした!

「戴冠ミサ」では大隅智佳子さん(ソプラノ)、新宮由理さん(アルト)、内田吉則さん(テノール)、小林昭裕さん(バス)の4人のソリストとOHSUMI&PRODUCE合唱団が加わり安定した、音楽の喜びが伝わる演奏が繰り広げられました。この曲は当時ザルツブルクに建設された教会の聖母戴冠像のために作曲されたと言われ、1791年レオポルト2世の戴冠式でサリエリが指揮をして以降この呼び名が定着しました。荘厳とした響きの合唱はバランスが良く、会場が教会のドームであるかのようにも感じられました。
アンコールは同じくモーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」が演奏され、静かな祈りが捧げられました!

皆さんもぜひコンパスを使ってコンサートをお楽しみください!


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