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第1回ヴィルタス・クヮルテット ~2人の天才 モーツァルトとメンデルスゾーン~(2019/4/14)

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『第1回ヴィルタス・クヮルテット ~2人の天才 モーツァルトとメンデルスゾーン~』に伺いました。(2019/4/14@相模湖交流センター)

ヴィルタス・クヮルテットは、ソリストや国内オケの首席奏者として活躍する4人により結成された弦楽四重奏団で、三上亮 Ryo Mikami(ヴァイオリン)、對馬佳祐 Keisuke Tsushima (ヴァイオリン)、馬渕昌子(ヴィオラ)、丸山泰雄(チェロ)というメンバーで活動しています。

会場の相模湖交流センターは、豊かな自然と澄み切った空気に囲まれた神奈川県の相模湖畔にあり、多くの音楽家から「録音の聖地」と呼ばれる稀有な音響を持つホールです。客席と同じフロアに配置された演奏者を取り囲むサロンコンサート・スタイルで、贅沢な弦楽の響きを楽しめる大人気のシリーズです。

今回は前半にモーツァルトの「弦楽四重奏曲第14番《春》(ハイドン・セット第1番)」とメンデルスゾーンの「弦楽四重奏曲第2番」が演奏されました。奏者の息遣いまでが届くような距離で聴くカルテットは、その瑞々しい響きと息を飲むような迫真の演奏で素晴らしいものでした。

後半はショスタコーヴィチの「弦楽四重奏曲第3番」でしたが、楽曲の持つ緊迫感が説得力のある演奏で迫ってくる非常に密度の高い演奏でした。終楽章最後の消えゆくppがホールの静寂に溶け込んでいきました。

皆さんもぜひコンパスを使ってコンサートをお楽しみください!




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