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ジャパン・クラシカ 第11回定期演奏会(2019/8/24)

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『ジャパン・クラシカ 第11回定期演奏会』に伺いました。(2019/8/24@第一生命ホール)

ジャパン・クラシカは、指揮者・増田宏昭氏の「妥協のない練習をして質の高い演奏をするオーケストラを」という思いに賛同した情熱的な音楽愛好家が集まるアマチュア・オーケストラです。

プログラムはメンデルスゾーンの「トランペット序曲」からスタートしました。演奏される機会が少ない作品で、初めて耳にしましたが、トランペットを中心とした金管セクションのファンファーレからスタートする快活で華やかな楽曲で楽しめました。

エルガーの「チェロ協奏曲」では、紀尾井ホール室内管弦楽団や ヴィルタス・クヮルテットで活躍する丸山泰雄さんがソリストとして登場しました。丸山さんの渾身の演奏と深いチェロの音色に導かれ、オケが弦と木管セクションの美しい響きで呼応し、密度の高い素晴らしい熱演になりました。聴衆の熱い拍手に応え、アンコールとしてブリテンの「無伴奏チェロ組曲第1番より第9曲 無窮動と第4の歌」が演奏されました。丸山さんの抜群のテクニックが発揮された見事な演奏にブラボーの声がかかりました。

メインはベートーヴェンの「交響曲第8番」でした。欧州の歌劇場で長年指揮をしていた増田さんの的確な指揮により、とてもバランスの良い柔らかなサウンドでオケが鳴り、この快活でチャーミングなシンフォニーが演奏されました。アンコールにはエルガーの「エニグマ変奏曲よりニムロッド」が情感豊かに歌い上げられました。

皆さんもぜひコンパスを使ってコンサートをお楽しみください!


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