丸山貴菜x松井理恵 フルートとピアノで奏でるドイツ・ロマン(2019/8/11)
『丸山貴菜x松井理恵 フルートとピアノで奏でるドイツ・ロマン』に伺いました。(2019/8/11@松尾ホール)
お二人とも東京音楽大学を卒業・同大学院修了。フルートの丸山貴菜さんは第15回びわ湖国際フルートコンクール入選ほかの受賞歴があり、現在は室内楽などの演奏活動をされています。ピアノの松井理恵さんは現在、声楽・器楽での伴奏やコレペティトールなどのほか、編曲・レクチャーコンサートの企画・主催など多方面で活動されています。
松尾ホール(スタインウェイサロン/松尾楽器商会)は、日比谷・有楽町・銀座駅が最寄りで東京ミッドタウン日比谷の隣のビル地下という抜群のアクセスで、88席の落ち着いた内装のサロンホールです。
プログラムはドイツそしてロマン派の名曲が並びました。
前半はベートーヴェン「ロマンス第2番」、松井さんのピアノソロによるメンデルスゾーン「無言歌集より」、シューベルトがフルートのために書いた『「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲』でした。二人の人柄を表すような真面目で丁寧な演奏が印象的です。
後半はオーボエの名曲として有名なシューマンの「3つのロマンス」と、ラストはR.シュトラウスの「ヴァイオリンソナタ」のフルート版でした。特にR.シュトラウスが唯一のヴァイオリンソナタとして書いた楽曲は華やかで構成も素晴らしく、丸山さんのフルートにより大変聴き応えのある演奏になりました。詰めかけた聴衆からブラボーの声に応えて、アンコールにはシューマンの「トロイメライ」をしっとりと聴かせてくれました。
皆さんもぜひコンパスを使ってコンサートをお楽しみください!
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