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モーツァルト・シンフォニー・オーケストラ第33回演奏会(2019/10/20)

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『モーツァルト・シンフォニー・オーケストラ第33回演奏会』に伺いました。(2019/10/20@トッパンホール)

モーツァルト・シンフォニー・オーケストラはモーツァルトの全交響曲を演奏することを目的に結成され、その目標達成後は新たにモーツァルトの全管弦楽の演奏を掲げ活動しています。指揮者の末廣 誠さんは1991年に第4回フィッテルベルク国際指揮者コンクールで優勝、クラコフ放送交響楽団首席客演指揮者、国立シレジア歌劇場定期客演指揮者などを務め、国内のアマチュアオーケストラの指導にも力を入れています。

プログラムはモーツァルトの交響曲第32番ト長調、18番へ長調、19番変ホ長調、25番ト短調の4曲でした。まだ交響曲における楽器編成が確立していない時期に、その時々の事情に合わせてモーツァルトが作曲したこれらの曲を集中して聴け、とても興味深いコンサートでした。

ヴァイオリンは両翼に配置され、下手にチェロとコントラバスが配置され、随所に聞かせる楽器同士の掛け合いがとても効果的に響き、管楽器のバランスも心地よいのが印象的でした。交響曲第32番での温かみ溢れる表現、交響曲第18番の疾走感、グレゴリオ聖歌の主題とクリスマス聖歌の引用がなされた交響曲第19番やモーツァルトの全交響曲で僅か2曲しかない短調で17歳の時に作曲された傑作、交響曲第25番はアンサンブル一体感と相まって素晴らしい演奏でした!

皆さんもぜひコンパスを使ってコンサートをお楽しみください!


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