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アンサンブル・ヴァリエ東京公演(2019/4/3)

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『アンサンブル・ヴァリエ東京公演』に伺いました。(2019/4/3@豊洲シビックセンターホール)

アンサンブル・ヴァリエはメルボルン交響楽団 Melbourne Symphony Orchestra のメンバーが中心となった弦楽四重奏団です。プログラムはブラームスのクラリネット5重奏曲とシューマンのピアノ5重奏曲で、クラリネットをロバート・シューべルトさん、ピアノは明美シューベルトさんが演奏しました。ロバート・シューベルトさんはオーケストラ金沢の発足メンバーで世界的に活躍中。空間に溶け込んでいくような音色はとても魅力的でした。明美シューベルトさんはアンサンブルとの緻密なやりとりでシューマンの大曲の魅力をわかりやすく伝えてくれたように感じました。

ブラームスやシューマンの曲はどこか重厚な雰囲気を併せ持っていますが、今回の演奏は不思議とさわやかで明るい印象を受けました。メンバー全員がオーストラリアに本拠地をおいて活動しているからなのかもしれません。新しい一面に触れることができた素晴らしいコンサートでした。
アンコールに滝廉太郎の「花(春のうららの隅田川)」が演奏されましたが、第1ヴァイオリンのロレイン・フックさんのビブラートをかけない美しい音色は心に染み入るほど感動的でした。

皆さんもぜひコンパスを使ってコンサートをお楽しみください!


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