【英語】destructive egoのバウアーが抱える問題から

YouTubeでピッチングのデータ分析をしたり、親日家で有名なドジャースのTrevor Bauer(バウアー)に関して、"ドジャースは彼とサインすべきでなかった"というショッキングなタイトルの記事(The Dodgers never should have signed Trevor Bauer)を見つけて、そんなに成績悪かったか?と思って調べてみたら、めちゃくちゃ優秀で、なんのこっちゃとますます訳が分からなくなってからこの記事を読み始めた。

destructive ego

"破壊的なエゴ"という日本語が正しいか分からんけど、要はバウアー「超自己中」説。

具体的には、昨年優勝旅行(traveling party)でホワイトハウスに行かなかったり、違うチームに在籍してたときにピッチャー交代の判断にキレてマウンドからセンターバックスクリーンにボールを投げつけたり(fired a ball over the center-field wall)、ピッチャーが禁止されている粘着物質を使っているのを暴露したり(spoke out against the use of foreign substances by other pitchers)といったことが挙げられている。

まぁ自己中っちゃ自己中だけど、個人的にはこれは自由の範囲であって、糾弾されるべき絶対悪だとは思わない。まぁでも組織の中に置いとくのは、結構大変だろうとは思う。

sexual assault

しかし、sexual assault(性的暴行)の告発を受けているとは知らなんだ。レイプとは違い、セックスの同意(consensus)があったことはお互い認めているけれど、女性側はその後のこと、つまり暴行は認めていないと言う。

“I agreed to have consensual sex, however, I did not agree or consent to what he did next”
セックスは同意したけど、彼が次にしたことは同意していないわ

それに対してバウアーの代理人は

(he) engaged in “rough” sex that was consensual
"荒々しい"セックスの同意があった

と反論した。
どんなセックスをするかまで最初に同意するかという疑問は置いといて、結構ヤバい問題を抱えてるんだと思った。

加えて、彼はトランスジェンダーの人をからかったり(mocked transgender people)、反ユダヤ主義を広めたり(spread antisemitic conspiracy theories)ということをしているらしい。もちろんこれも自由の範囲で直ぐに犯罪とはいかないけど、かなりブラックに近いグレーな人間って気がする。

Jackie Robinson

こういった状態なので、記者はバウアーはドジャースにいるべきではないと考えている。というのも、ドジャースはJackie Robinsonという黒人初のメジャーリーガーが活躍したところであり、社会の規範になることが求められるチームであるべきだからだ。

日本のどっかのチームがこれまでの方針を変えてタトゥーをしている外国人の受け入れを決めると、一部から「紳士たれの●●軍には合わない」「伝統を壊す気か」と反応したのに近いと思うけど、皆さんどうでしょう?

自分はこういうアイコンを取り出して、このアイコンにそぐわないからダメだ的な議論の持って行き方は好きじゃないんだけど、どうなんでしょう

ということで

今回はバウアーを取り上げました。
少しでも参考になれば嬉しいです。





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