【英語】「結果論者」を牽制した楽天石井監督のファンタスティックなコメントを英語にする
日曜の試合後に、楽天石井監督が出したコメントが印象深かったので、今回取り上げます。
結果論信者の餌食にならなくてよかった
これは、その日先発した早川を、6回途中で変えた意図を聞かれたときの返答です。
その日の早川はそれまでわずか1失点。
6回も一死二塁(先頭打者四球→送りバント)の場面で変わりました。
この早めの継投は、他の監督じゃなかなかできないでしょうし、ファンも多くはびっくりしたんじゃないでしょうか。
というのも、早川はまだ投げれたと思うし、ファンにとってもいまや早川への信頼は絶対だからです。
でも石井監督は決断しました。
もちろんこれによって得点が取られたり負けたりすれば、この継投の判断を問われます。
でも、これは結果論に過ぎません。
結果論を石井監督は嫌います。どのような結果であっても、どのように考え、その選択を導き出したのか、それが重要だと考えているからです。
だから石井監督は言葉で牽制したんですね。
さて、結果論者ですが、
英語で何て言うのかなと調べていたら、こんなスラングがありました。
Monday-morning quarterback(MMQ)
月曜朝のクォーターバック
quarterbackというのはアメフトの司令塔のことで、ほかの選手にあれこれ言う人ですね。そのクォーターバックが、月曜の朝に、日曜の試合のこと(=結果が分かっていること)をあれこれ言う様を表しています。面白い!
で、この結果論者は、常に生贄になる獲物を探してますが、今回石井監督はその餌食にならなくてすみました。
become a victim of
餌食になるはbecome a victim of。
これを使って"結果論者の餌食にならずに済んでよかった"は
It was a relief that I didn't become a victim of MMQs.
結果論者の餌食にならなくてよかった
と、とりあえず言っときます。
でもこれだとなんとなく"自分がコントロールして餌食にならなかった"というニュアンスが強くなる気がします。(生贄になるのはあなたの意志の範疇にないのに)
なので、that以下の文を少し変えてみます。
...that I was able to escape from being a victim of MMQs.
結果論者の餌食になるのを逃れることができて...
こうやってescapeを一つ挟むことで、自分の意志でコントロールしたというニュアンスを少し弱めることができたかなと思います。
おわりに
いかがだったでしょうか?
そう言えば、今回これを取り上げたことで、石井監督が監督就任時に、「継投を見てほしい」と言ったことを思い出しました。
その言葉通り、石井監督は独自路線を貫いてますね。
僕たち見る側は、それをどう見ようと勝手なので、各自あれこれ考えながら、石井監督の意図を推測しながら、野球の勉強をしていきましょう。
石井監督、これからも注目です。
ではまた
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