【英語】大谷が三振を奪ったときに実況が発した「座ッテクダサーイ」を解説すると、たぶんこうなる

ピッチャーとして出場した昨日の試合で、大谷が相手バッターを三振に打ち取った時、実況の人が「座ッテクダサーイ」と変な日本語を使っていて、一瞬なんのこっちゃと思ったことをきっかけにこの記事を書きます。

sit down

ま、なんとなく「座ッテクダサーイ」というのを聞いてから、大体の目星はついてたのですが、これはおそらく

sit down

をグーグル翻訳がなんかで翻訳して、それを実況が誤用だと気づかずに言ってしまったいう例だと思います。

ピッチャーがバッターをsit downさせるという表現は、これまでも何度かあったようです。たとえばこれ。

タイトルが"Welch sits down Reggie in epic at-bat"で訳し方がしっくりきませんが、"WelchがReggieを三振に打ち取る(/sits down)伝説のシーン"とでも言っときましょうか。epicというのは、"長く語り継がれる最高傑作"みたいな意味です。

話がずれますが、なぜこれが最高傑作になったかといえば、これはWorld Seriesの試合だったこと、9回一点差という場面だったこと、強打者Reggie(※生涯本塁打563)に対してrookie/新人のWelchが立ちはだかったこと、Welchが真っ直ぐを投げ込みReggieが万振して受けて立っていることなど、様々な要素が重なったからだと思います。スタンドの熱狂がとんでもないです。

↑Reggie Jackson↓Bob Welsh

Darvish

また、調べてみるとダルビッシュにもsit downが使われていることがわかりました。↓ヤフー知恵袋

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12160879687

ベストアンサーの回答が参考になって、やはり「座らせる」というニュアンスから「ベンチに座っとけ」とか「休んどけよ」とか、そういったニュアンスが出てくるものと思います。個人的には、ダルビッシュは先日史上最速で1500奪三振を記録したように、彼の奪三振率は異常なので、ファンが掲げたこのsit downは単に「打ち取れ」という意味ではなく、「三振」を期待している表現なのかなという気はしますが、確証はないです。

スラング

一方で、これはスラングだよと教えてくださった人もいました。

その人によれば、sit downで「しゃしゃるな」「諦めろ」という意味だそうです。初めて知ったのですが、私みたいな学校英語出身者からすると、このsit downがスラングとしても使われ、さらにそれが野球の場面でバッターを打ち取るとき(おそらく三振を取るとき)で使われているのは、興味深いことだと思いました。

ということで

今回はsit downを取り上げました。
何か参考になれば嬉しいです。

ではまた

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