【英語】「走塁死」に関する英語が勉強になった

メジャーで初歩的なミスが起こった。

カブスのバエス(SS)がアウトカウントを間違えて走塁死。具体例にはこんなプレーだった。

Baez, 28, was on first base with one out when Anthony Rizzo hit a fly ball to left fielder Eddie Rosario. The Cubs shortstop was rounding second and headed to third base as Rosario caught the ball, easily getting it back into the infield to double off Baez.
【意訳】一死一塁の場面。一塁走者だったバエスはレフトフライでセカンドベースを蹴り三塁へ。レフトはボールはキャッチし、バエスは戻れず楽々ダブルプレー)

さて、今日はこの走塁死に関する英語を取り上げる。

走塁死

日本語にも「走塁ミス」という言葉があるけど、英語もこれで表現する。

baserunning mistake

さて今回のbaserunning mistakeは二つの要素があった。一つは"ベースを回ってしまったことによるアウト"。もう一つは"アウトカウントを間違えたことによるアウト"。これをどう表現するか。

outs made on the basepaths

これがベースを回ってしまったことによるアウト。分かりやすい。

lose track of outs

lose track ofで「〜を見失う」なので、これがアウトカウントを間違えてしまったことによるアウトになる。他にも、

forget how many outs

という表現もあった。こっちの方が中学生でも使えそう。

さて、この走塁死というのは、メジャーでは集中力の欠如、つまりメンタル面のミスとして表現することが多いように感じた。

mental lapse

lapseは「過ち」という意味。日本語だと"メンタル的なミス"って言葉になると思う。他にも

distracted 気が散った
focused/locked 集中した

という言葉が見られた。

印象的な言葉

さて、今回のケースがニュースで大きく取り上げられたのは、カブスの監督が彼を交代させたからだった(⇒punishment)。監督はその理由をこう語った。

When you see somebody that might be a little distracted, you try to get somebody else in there that is maybe focused and give that other person a break."
【意訳】誰か気が散っている選手がいたら、他の選手に変えて雰囲気を変えることだってあるよね

この言葉が少し印象的に感じた。日本だとどうしてもミス自体に矛先が向きやすいけど(場合によってはそのミスを犯した人を祭り上げる)、ここでは選手を入れ替えることで、一旦悪くなったチームの雰囲気を良い方向へ切り替えようとする意図が見える。「さぁスイッチを切り替えて次に集中しようぜ!」みたいな。選手を懲罰交代するときは、この視点が参考になるかなと思う。

ちなみに

交代

に関する英語は

benched/pulled
out of the lineup


の三つがこの記事では使われていた。どれも交代させられた選手を主語にして

Baez (got) benched/pulled.
Baez said, "I never want to be out of the lineup."


のように使っている。まぁ、changeとかでも全然問題ないけど。

とういことで、

いかがだったでしょうか?
何か参考になれば嬉しいです。

あ、最後にスラング

play his butt off
尻が飛ぶほどプレーする→めちゃくちゃ働く

バエスは元々ポカするような選手ではない。すげー一生懸命で熱い選手という文脈で。

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